中編3
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Toilet

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この話は日本からそう遠くない国で起きた怖い話です。

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大学に進学してから2年、毎晩、用をたすために

深夜に起きる生活に疲れを感じるようになりました。

今まで深夜に用を足すために起きたりしなかったのですが

このドミトリーに入ってからほぼ同じ時刻に起きて

トイレに行く習慣が見についてしまったようなのです。

毎晩、用を足すために起きるなんて馬鹿げていますよね?

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そのため毎日学校でうつらうつらするようになっていき、

勉学にも身が入らないようになりました…………

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ある時、いつものように起きて用を足していたのですがこの日は変でした。

パジャマのズボンを降ろし、便座に座る…………

いつもならこれで終わるはずなのですがこの日はなぜか

用を足している時に前頭部に何かが当たる感覚がしたのです。

それも一回ではなく何回もです。

コッツン、コッツン、コッツンと頭の中で音がしました。

寝不足で、とうとう頭がおかしくなったかなとさえ思いました。

その日はベットに戻って何も考えずに再び寝ました。

数日後、隣の部屋で生活をしている同じ大学に通う知人Bさんが

話しかけてきました。

『ねえねえ、今まで恥ずかしくて言わなかったんだけど

Aさんも夜中にトイレ行ってない?』

『実は私もこのドミトリーに入ってから夜起きるようになっちゃって……』

と話しかけてきました。

それを聞いた私は一人じゃなかったんだーと思い、急に変な感覚におちいりました。

彼女によるとドミトリーに入ってからほぼ同じ時刻に起きてトイレに行く。

どんなに夜分、飲み物を飲まないでようをたさないようにしようともほぼ同じ時刻に起きて

トイレにいってしまうとのことでした。

2人が2人して同じような整理現象に襲われるなんて不思議だねと

苦笑いをしました。

その日を境にいつも一緒にトイレにいくようになりました。

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その数日後、Bさんはドミトリーから自分で借りた部屋に引越ししてしまったようでした。

同じ体験をしているBさんがいなくなってしまったのでまた、1人でトイレに行くのかと思うとちょっとがっかりしました。

Bさんがいなくなって毎晩のようにトイレに行く。

そして、頭に何かがあたりといった現象がちょっとずつですが、

ひどくなってきているように感じます。

毎晩のようにコッツン、コッツン、コッツンと何かが頭に当たる。

もう気持ち悪くてしようがありません…

ある時、ドミトリーを管理しているおばさんに話をして見ました。

するとおばさんが聞いてきたのです

『どこのトイレを使っているの?』

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私は部屋の近くの突き当たりのトイレと答えましたすると

おばさんは何かを知っているようなそぶりで言いました。

今日の夜から入り口近くのトイレを使いなさいと……

他に質問しようとするとバツが悪かったのか急に忙しそうな雰囲気で去っていきました。

その数日後、学校でたまたまBさんに会いました。

Bさんに引越しした理由を聞いたところ恐ろしい答えが返ってきたのです。

数年前の出来事でまだBさんの姉が同じ大学に通っていた時のこと、

私が住んでいる部屋にいた女学生があのトイレで首をつって死んだ。

さらにBさんの話によると私が使っていたトイレの個室で

首をつった女の人が揺れていたのを目撃した為、我慢できずに引越ししたとのことなのです。

その話を聞いた時、急に頭の中で嫌な映像が流れてきました。

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首をつった女の人の足が頭に当たる…………。

コッツン、コッツン、コッツン、コッツンと……。

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