短編2
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女の子

つまらないですが、私の体験した話です。

今から7年程前

私は家族(4人家族)皆揃って舞鶴の海へ行きました。

その時は何事もなく帰りの車では寝ていましたが途中で目が覚めてしまいそれからはずっと起きていました。

帰りは2時間程山道を下らないと駄目なんですが、その日はいつもより遅い時間に帰っていた為山道ですから勿論外は真っ暗。

車酔いする方なのでずっと窓から外を見ていたのですが、ふと視線を感じ目を凝らして木々の間を見ていると緑の着物を着て髪の長い女の子と目が合いました。

小さい時から霊感というものがあったのですが、年を重ねる度に薄れていったのでその時は見間違いだろうと思い、全く気にしてもいませんでした。

その次の日、何かがおかしい。

説明出来ないけど、部屋の雰囲気がおかしい。

もしかして昨日の女の子連れて帰ってきたんじゃ…

そう考えては不安になりましたが特に害がある訳でもないのでその後はすっかり忘れていました。

しかし、1ヶ月程経った頃だと思います。

深夜を過ぎた時間、突然弟が泣き始め、一向に泣き止む様子がないのでお母さんを起こしに行き弟を両親の寝室へ連れて行ってもらいました。

その後は特に何もなかったのでそのまま眠りました。

朝、起きた時に弟と会話をしていると変な事を言い始め…

弟『これから部屋のドア閉めてくれへん?』

私『なんで?』

弟『昨日起きた時姉ちゃんの部屋の前で緑色の着物の女の子がずっとお姉ちゃんの事睨んでた』

気のせいだと思ってた事、忘れてしまっていた事もあってその時は頭が混乱してしまいました。

それでもそれを知ったとしても特に害もなく、誰も見る事もなく再び忘れてしまっていました。

ですがその次の年に生まれた妹がいて今はもう小学生。

去年の夏、深夜を過ぎた頃突然泣き始め私の部屋の隣なので私が何事かと思って行きました。

ですが私が行くと更に酷く泣き始め、近付く事すら嫌がりずっと怖いと言ってやはり弟の時と同じようにお母さんを呼び連れて行ってもらいました。

次の日の朝、やはり

『姉ちゃんの部屋に緑の女の子がいる、寝てる時睨まれた、姉ちゃんの隣にずっといた』

正直怖いというよりあぁ…て感じでした

そして今年の1月、ふと鏡を見ると隣に立ちじっと、私を見る緑の着物の女の子がいました。

今では寝る時は家族皆ドアを閉め、毎年行く海が違う場所になりました。

長い上、面白くなくてすいません。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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