短編2
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父 前編

今回は自分の父が体験した話。

自分の両親は離婚をし…母は家をでた。

自分は母と一緒についていき、父は一人暮らしとなった。

引っ越す前の家はやたらに幽霊が出て、友達からはゴーストハウスやおばけ屋敷などと言われるくらいすごかった。

そんな家に父は一人暮らしをするのだった。

だけれど2~3ヶ月で前の家を売り、そしてアパートを借りて引っ越してしまった…。

自分は父に会いにいった。久しぶりに父にあってビックリした。

ガリガリだった。

腕は筋が常に浮き出る程に細くなり、顔はこけていた。

離婚する前の父はたくましかったがその時の父はまるで別人のようだった。

それから色んな話をした。

学校の事、母の事、会社の事、などのたあいもない話。

でも父が一言「あの家はダメだ」と言った事で、自分は父を問いただしていた。

あの家でないがあったのか、なぜ引っ越したのかなどを…父は悩みながら話してくれた。

「お父さんも強制的に忘れようとした記憶もあるんだ、それは思い出したくもないから話せないけど、少しは覚えてる。」

父は物凄く真剣に話をした。

「お父さんな…あそこで一人暮らしをして、死にかけたんだよ…。」

父が一人暮らしを初めて1週間をたたないうちに日常茶飯事のラップ音がエスカレートした。

壁を本気で殴るような音、手を叩く音、一人暮らしにはあまりにも広い一軒家に響いた。

寝る事も難しかったらしい。

そして仕事から帰り、家に入ると…物凄く静かだった。

だけど、居間に入るとお帰りといわんばかりのラップ音と大勢の人。

月夜に照らされた人々の影、十人以上はいたと言う。

父はすぐに家を飛び出した。

でも疲れていたんだと考えて家にもどったという。

居間には何もいなく、変わらずラップ音だけがなっていた。

それから不可解な事がおこる。

トイレに入るとノックされる。

階段をかけあがる音がする。

笑い声や話声が聞こえる。

そしてラップ音がまたエスカレートして、竹刀で壁を叩くような音になった。

そして次は壁だけじゃなくなにもない空間でなるようになったのだという。

しかも本当に竹刀で叩くように圧力まで伝わってくる。

流石に父は下では寝れず二階で寝る事にした。

二階は凄く静かで…下からラップ音が聞こえるだけだったので爆睡できた。

だけども…

後編へ続く

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名希望!さん  

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