中編3
  • 表示切替
  • 使い方

星置の滝

突然ですが、 皆さんの周りに心霊スポットはありますか?

今回は俺が体験した北海道の心霊スポットにまつわる話をまとめます。以下、タメ口ですみません。

高校1年生の時、仲が良かったDとSと俺は、夏休み直前を目の前にして、肝試ししようって話になった。女子も居たら盛り上がんじゃないかって思って誘ったけど、断られて結局俺たち3人。

けど、その誘った女子の中で、「肝試しするなら、星置(ほしおき)の滝っていう地元の場所なら知ってるよ。(霊が)出るらしいよ〜笑笑。 」って勧めてくれた子がいたから、そこに行くことにした。事前にネットで調べたら、確かに出るらしい。でも明確に、髪の長い女が出る(ど定番)とかそういう情報はなかったから怖くないだろうって、3人で話してた。

そして夏休みがもう少しで終わる8月の中頃(北海道の夏休みは短いんだよ!)に、俺たちはそこに行った。30分電車に揺られて。着いたのはpm.10時くらい。終電に間に合わせるためにね。

もう真っ暗で、懐中電灯の光が当たった所しかはっきり見えなかった。岩と木版でできた急斜面の階段を下ると、中に入れんの。下った先の正面には、滝があって、「ザーーーーーーーーーーーーーーー」っていう大きな音が、響き渡っていてものすごく怖い。滝の近くを通ると当たり前だけど、涼しいじゃん? でもその時は、涼しいってもんじゃなかった。鳥肌がやばかった。

俺は、真っ暗いのと、滝がたまらなく怖くいから、「もう帰ろう…。」ってつぶやいた。Sも賛成して、「俺も帰りたい。」って言ってくれた。だけどDが、「じゃあ、俺一人でこの先の橋渡って戻ってくるわ。そしたら帰ろう。」と言った。まぁ、Dにしてみれば、せっかく来たのになんかもの寂しかったのだろう。

俺たちは2人は、その橋の前で待って、Dが橋を渡ってるのを見ていた。この怖い空気を明るくしようと、Dはキレキレでモデル歩きして、ポーズをとりながら渡ったり、橋の地面に手と耳を当てて、「ブラジルの人ー起きてますかぁー?」って言ってふざけてくれた。2人は爆笑。その時はがりは怖さがぶっ飛んだ。

橋の先には、赤い屋根の家があって、Dは渡り終わった後に、3秒くらいその家を見ていた。そして、すぐ振り返って走って戻ってきた。びっくりした俺たちは「なんかいたの?」って聞いたんだけど、Dは、「なんとなく走ってみたかったー」って言った。それから3人で足早に星置の滝をあとにした。帰りの電車で普通に話しはていたんだけど、Dの脚は小刻みに震えていた。

それから、2人に会ったのは夏休み明け。Dが、真っ先にSと俺のところに来て、「滝に行った後、なんか異変あった?」って言ってきた。俺たちはなにもなかったが…。

Dによると、まず、あの赤い屋根の家を見た時に、何かに見られている気がしたらしい。あと、急斜面の階段を登って帰るとき、ふと、滝に懐中電灯の光を当てたら、黒い影が映ったと。

んで、その日の夜、Dはあの滝で日本人形に襲われる夢を見たらしい。怖くなって、目が覚めたら、まだ3時くらいでトイレに行ったんだって。夢の人形が本当に出てきそうだったから、トイレの鍵を閉めて(普段は閉めてないんかい)用を足したそうだ。そして、ドアを開けようとした時、なんと鍵が掛かっているのに、ドアが開いていたそうだ。(文章じゃ伝わりずらいけど)鍵閉める時、ドアの横に凸が出てくるじゃん。その状態でドアが開いていたわけ。その後、いてもたってもいられず、Dは妹の部屋に入って、朝を待ったそうだ。(クソロリコンめ)

でも一番怖かったのは、家に電話がかかってきたこと。誰かが咳込む音と、滝の「ザーーーーーーーーーーーーーーー」って音だけが聞こえたらしい。

でもその電話がかかったのが最後で、その後は何も起こってないって。

Dは、「なんで俺だけこんな目にあったんだよ! 」って言ったから、「それはお前が橋でふざけたからだろ笑」って言ってやった。D「……。」しばらく黙った後に「あれは、おしおきの滝だ。」って真剣な顔で言ったのは吹いた。

気になる人は、一度行ってみてくれ。夜に行くのはお勧めしないけど、自然が綺麗でいい所だから。

長文なのに最後まで読んでくれてありがとう!

Normal
コメント怖い
0
7
  • コメント
  • 作者の作品
  • タグ