短編2
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奇怪な家

今私は神戸に住んでいますが、この話は長崎の実家に住んでた時の出来事です。

私の実家は団地内で最も大きな家でして、私の部屋は縦長で11畳ありました。その部屋には大きな窓(ベランダの出入り用)が一つ、開かない小窓が二つ、そしてベッドの横にブラインド付き小窓が一つありました。

その部屋で寝るときは必ず悪夢を見ます。そして毎日金縛りに合うんです。

私は金縛りに合いすぎて解き方(簡単ですが)すら編みだしてしまいました。

金縛りはよく疲れてる時になるとか、なんか科学で解明されてる的なことは聞いたんです。

でもそれにしてもおかしい。

幼稚園~高校3年まで私は毎日疲れたことになりますよね…

でも私もオカルトの類いはあまり信じない方なのであまり深く考えませんでした。

でもね、それでもやっぱり怖いんですよ…金縛りが…

夜中に毎日金縛りに合うため、私の寝かたはうつ伏せで布団にくるまり、口だけ出すような形でした。

金縛りは霊が乗ってると言われてるでしょ?少し信じてたのでね…(仰向けだとモロに霊が見えちゃう可能性あるし)

忘れません。高校2年の8月14日の晩のことです。

ふと目覚めたら夜中の2時40分

嫌な予感がしたんです。

その瞬間、金縛りです

最悪なことに暑さのせいで布団を下に蹴り落としてたんです。

ベランダ出入り用の大きな窓から嫌な空気を感じる

私は唯一動く首を動かし、窓を見ました。

焦りましたね…

締めて二重にしてある鍵が空いておりカーテンが天井まで上がってました。

何が怖いって…ベッドの横の小窓から、綺麗に虫の声が聞こえるんですよ…。

つまり無風なんです完全に

私の鼓動はドックン!ドックン!!激しく動きます。

そして

『ァアアァアァ~~~!!!』

女性の狂ったような高い声が部屋に響き渡ると同時に

【バーンッ!…バーンッ!】

窓をすごい勢いで叩く音!!

私は気が気ではありません!!

逃げたい!!つか逃げなきゃヤバいっ!!!

私の目からは恐怖で涙が流れていました…

※文字数足りないので続きます

怖い話投稿:ホラーテラー ヨダレとか垂れ流しさん  

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