中編6
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つきまとい(長いです)

これは先月くらいに体験した実話です。

ある日、僕たちは軽い気持ちで[登山しよう]

というコトになりH山というところに行きました

H山はとてもメジャーな場所で小学生の遠足や、デートスポットでもありました

心霊スポットでもあるそうです。

男2人と後輩の女の子1人で僕らは歩いてその山に向かいました

女の子は買ったばかりで少し高めのヒールをはいていたので[もぉかえろぉよー]等と弱音をはいていましたがよたよたとついてきていました

霊感の全くない僕はすたすたと歩いてのぼっていきもう一人の男は女の子を心配して傍にいて一緒にのぼっていました。

(道はコンクリートでしたが周りには木が生い茂っています)

しばらくして三人で仲良く会話してると入ってすぐの所に変なバス停(?)のようなものがありました

僕たちはふざけて女の子を怖がらせようと[ここ…心霊スポットらしいで]といいはじめました

女の子は想像通り怖がり始めました

その頃からです。

しきりに女の子が[ココおかしい…][なんか変やって][はよかえろうよぉ…]等といってきました

僕は[さっき怖がらせたせいか疲れただけだろう]とおもい軽く無視していましたがもう一人の男は背中をさすったり肩を撫でていたりしました

女の子はもう一人では歩けなくなっていたのです。

そんなことを知るはずもない僕はすたすたとあるきました

でもあのふたりと離れるのが怖かったのでちらちらと見ながらではあったのですが。

6号付近になると女の子はフラフラで頭も回っていないようでした

同じコトを何度もいい始め次第には啜り泣く声も聞こえてきました

僕ではない方の男(以後Aとしますね(^-^)がしきりに女の子の傍で何か囁いていました

女の子はうんうんと頷きすがるような目でAを見ていました

(ちなみにAと女の子は歳は違うけれど友達でお互い想っている人がいましたので恋愛とかでは無いみたいです)

8号あたりになると女の子は何度も立ち止まりそうになりますがAが手をひいて山をのぼっていました

僕たちが目指すのは11号でした。

確か…[登山するなら夜景を見よう]と誰かがいいだしたのです

僕は久しぶりに見るあの夜景が楽しみでとてもうきうきしてました

8号から9号では女の子の様子がかわりませんでした

10号目で異変は起きたのです。

もうすぐ11号につくかな…?というところで[いやぁあぁあああぁあぁぁあ]という高い叫び声が聞こえました

声の主は女の子です泣きながらガタガタと奮えごにょごにょといっています

よくきいてみると[だめ…聞こえた…この辺で………声……ため息…]等だったと思います

この辺でというのは自分の首の後ろをさしていました

けどAは[いいから]と[俺5歩くらい後ろにおったけどなんもきいてないからきのせいや]と何度もいい彼女の腰に手を回しぴったりとよりそいながら歩かせました

女の子は何度も[信じてよ][本当なの][Aが5歩くらい後ろにいたのはしってるだからAじゃないの][アレはAじゃないだから怖いの]等といっていましたが僕はよくわかりませんでした

しばらく歩き僕らはやっと夜景を見ることができました

女の子はもう落ち着きを取り戻しかけていていました

少し休憩をしてから下山しようということになり歩きだしました

辺りは来た時は明るかったので想像以上に暗くなり少し不気味でした

Aは女の子の傍にぴたりとはりつき女の子を誘導してました

[右側通れ]とか[左行け]とか仕切に歩く方向を教えていました

よくわからない僕は普通に歩いていました

そして途中…女の子はついに動けなくなりました

少し明かりがあるその場所で女の子は座りこみました

[足が……右足が痛い…うごかん…わからん…なんで?]

左足はなんともないようですが

しきりに右足が痛いと言い出しました

僕は[そんなヒールをはいてきたからだ]と軽く攻めましたがAは[俺の靴はいていいからとりあえず歩け]といいました

女の子はそれは悪いと思い我慢して歩きだしました

女の子はAの腕に捕まり足をひょこひょこしながらでも歩きはじめました

その道中ずっとAが女の子の後ろを自分でおおっていたので少し変だと思いましたが僕はあまり気にしませんでした

しばらくあるいているとふいに女の子が喜びはじめました

[軽くなった][風を感じるの。涼しいね]

とにこにこしながら跳びはね、さっきの痛みが嘘のように歩き出しました

僕もAも安心していました

しかし、まだ終わってなかったのです

途中何度か女の子は[また重くなった]とか[大丈夫軽くなった]とかを繰り返していましたが大丈夫そうなのであまり気にしなかったのですが…

もうすぐ終わりだというところで何かの警報(?)のようなものが聞こえました

多分やきいもとかの宣伝みたいな感じだったとおもいます

それは3人に聞こえていたのですが女の子にはもうひとつ別の声が聞こえていたみたいで

不自然に落ち着いた声で

[聞こえた……?今の]と言い出しました

僕もその時はAも聞こえていなくてAはゾッとしたカオをしました

[いたの…今…ここに]

Aは女の子の手をひっぱり背中と肩をさすりました

女の子は震えていました

そのあと何もいわず僕たちは来た道を帰りました

しばらく歩き、人通りも多くなった商店街で今あったコトをAと女の子が鮮明に話し出しました

まずAが僕に[あそのでいうとおまえが怖がるだろ?]女の子には[俺は知ってるから]

といいだしました

そして女の子は説明を始めました。

[のぼってる途中…体がとっても重くて…歩けなくてAがいなくちゃダメだった。]

僕はあの悲鳴のコトを聞いてみると…

[あの時…私の後ろには‘ダレモイナカッタ’Aも少し後ろにいたから…けど…不意に聞こえたの。男の人が深くため息をするかんじ?【ファアアアァアアァ】って熱いのが私の首筋にきたのもう怖くて怖わくて…なのに誰も信じてくれないでしょ?だから私余計パニックになったの。けど…Aは知ってるでしょ?背中…押してくれたもんね]

にこにこしながら女の子がAに尋ねるとAは[あんな距離でみえへん訳ないやん。もろみとったわ。あの時、女の子は歩いたらあかん道をあるいた。やから変なコトおきたんや。やけどお前にはなんか、守り的なもんがついとるから同じ道通っても大丈夫やったんや]と僕には家族代々【守られている】と教えてくれました

前に母がそのようなコトをいっていたのを覚えています

僕は急に怖くなりだしましたがもう大丈夫らしく女の子もにこにこしていました

3人で【もうあんな所行かないと約束をして…】

そしてその夜、僕と女の子は電話していました

その時また異変が起きたのです

女の子はパニックになっていました

今日の思い出話をしていると女の子の部屋にあるCDがいきなり変な音をだしはじめたり電波が悪くて声が聞こえなくなったり…

僕は自分では何もできないと思い一度きりAに電話しました

そしてすぐAが女の子に電話して落ち着かせたそうです

女の子のその後には悪いコトが何度か起きましたが

Aが軽く払ってくれたので今はもう大丈夫らしいです

女の子は今、お守りを肌身離さず持ち歩いているそうです

理由は

[じゃないとついてくるの…。]

らしいです

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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