短編2
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高速道路に立つ女

これはつい2週間くらい前に体験した話です。

お出かけで隣の県あたりに行くことになったので高速道路を通ることにしました。

音楽を聞いたり家族と喋ったりしながら車内で過ごしていました。

県境あたりだったでしょうか。高速道路の脇に誰かが立っていました。

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女の人でした。歳は20代から30代前半の若い女性でピンクの服に長い茶髪は軽く巻かれていていかにもよそ行きって感じでした。

最初なんでこんな所にいるのかな?なんて呑気に思っていましたがその思いはすぐに恐怖に変わりました。

高速道路に人が立っている筈が無いのです。

でも本当に人かもしれないじゃんと思い父に聞いてみました。

「ねえさっき道路脇に若い女の人が居なかった?」

すると父は

「誰も居なかったぞ。また変なのを見たんじゃないか?」

と言っていました。

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正直わたしが幽霊とかそういう類のものをよく見ているので家族は慣れっこです。

すると母が

「わたしもさっき異様な眠気やだるさを感じたんだよね。」

と言いました。母も霊感が強くわたしが視えるタイプなら母は体や心で感じるタイプです。

母が体に異変を感じたのはちょうどわたしが道路脇に佇む女性を見かけた時だったそうです。

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後から分かったのですが2年ほど前に県境あたりで軽自動車がワゴンカーに衝突されたという悲惨な事故が起きていました。

そのときに同乗していた二人の友人は怪我で済みましたが運悪く20代か30代の若い女性が一人亡くなったそうです。

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あの時わたしが見た若い女性は事故で亡くなった方だったのでしょうか?

彼女は高速道路で誰を待っていたのでしょうか?

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@アンソニー ですね。まだ20代とか30代ですからいっぱいおしゃれしていっぱい恋愛して結婚したりする年齢ですからね…。
交通事故なんて無ければいいのにと思います。

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