短編1
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人面犬

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アパートで1人暮らしをしていたその男は、ゴミを深夜に出すことが習慣となっていた。

ルール上では、ゴミは収集日当日の朝に出すと決まっている。

しかしその男は朝が弱く、ゴミを出し忘れてしまうことが多々あったため、夜に出す癖がついていた。

「とっととゴミ出しして、早く寝よう。」

そそくさと男がゴミ捨て場へ向かうと、野良犬が既に出されているゴミを漁っていた。

「くそ・・野良犬かよ…シッ、シッ!」

追い払おうとしたその犬が振り向いてこちらを見た時、男はギョッとした。

なんとその犬の顔は人間のものだった。

突然の出来事に目を疑った男が犬を凝視してみるも、なんとなく人に似ているというレベルではない。

どこをどう見ても完全に人の顔だ。

不意の出来事に男が身動きを取れないで立ち尽くしていると、人面犬は

「ほっておいてくれ。」

と一言喋って、どこかへ行ってしまった。

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FIN

PRESENT BY ゆっくりマイネコ

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短くてすみません・・・

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