短編1
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違うんだ…

大した話ではありませんが、実体験を1つ。怖くはないです。

小学生の頃の話です。

当時僕は、仲の良い友人の家に毎日のように遊びに行っていました。

その日もいつもの様に友人の家へ行き、ドアを開け、階段を登って行きました。

部屋のドアを開けようとした時、ふっとあることに気付きます。

「あ、ドアホン鳴らしてないや」

勝手に入るのは失礼かなと思い、そろりそろりと玄関まで戻ると、たった今着いたばかりのような顔をしてドアホンを鳴らし、中に入りました。ま、小学生だったので。

数年後。

相も変わらずその友人の家で遊んでいた時、何かのきっかけで、怪談噺をすることになりました。そこで友人が語ったのがこんな話。

何年か前、家で一人でゲームをしていた時のこと。

玄関のドアが開き、誰かが階段を登ってくる音がした。

妹が帰ってきたのかと思い、名前を呼ぶが返事がない。

いぶかしんでいると、直後にK(僕の名前)が来た。もちろん他には誰もいなかった。

空耳では無かった。きっと幽霊だったのだ。と…

…ごめんよ。幽霊じゃないんだよ、それ。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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