数年前の事です。
私は休日を利用して、山奥にある祖母の家へ遊びに行っていました。
すっごい山奥なので、遊ぶものはなんも無いわけですよ。
あるのは素敵な自然くらいで。
する事もないので、窓を全開にして春の気持ち良い風をうけながら畳の上でゴロゴロ。
そして私はいつの間にか眠っていました。
静かだし、気温も最高だったのですが…。
突然顔に違和感を感じ、覚醒しはじめる頭。
何!?何!?なんか顔に乗ってる!?
右の頬辺りに、虫の足の様な感触。
顔に乗ってるので、見て確認は出来なかったけど、とっさに思い浮かんだのは蜘蛛。
しかもかなりデカイ。
拳位の大きさ。
私は驚く程の早さでその虫を払いのけ、飛び起きて正体を確認した。
そこにいたのはカマキリ。
全開にした窓から入って、私の顔に到達したみたいです。
なんだぁ…カマキリかよぉ…。
一安心。
私は迷い込んだカマキリを外に逃してやりました。
蜘蛛かと思ったら無茶苦茶怖かったんですが、カマキリなら許せる自分にちょっと不思議な気分になりました(笑)
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話