私は、あなたを知っている…
あなたって、あなただよ。あなた…そう、今これを読んでる、あなたです。
あなたは、私を知らないでしょう。
顔ぐらいは知っているかな?
うーん…やっぱ知らないでしょうね。
私は、あなたが好きです。
いきなりごめんなさい。
会った時から、好きになりました。
あなたにとって、私はただのコンビニのレジの人…
それだけでしょうね。
おとといも、レシートの裏に、
(好きです、付き合ってください。)
て書いたのに…
もう、丸めて捨てちゃったかな?
それとも、まだ財布の中にあるかな?
次にあなたに会ったら、想いを直接伝えようと思ってたのにな…。
今日のバイトの帰りに、私、死んじゃった…
信号無視する車…
信じられない…
だけど、あなたには想いを伝えたい。
分かってください。
私の気持ちを。
あなたが一人になった時、あなたの肩を後ろから叩くから、そしたら満面の笑みで私を見つめて。
私の想いを、あなたに伝えるから。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話