中編3
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邪霊の巣窟3

遅くなりました。続きです。

Mがあの神社に肝試しに行くと言い出したの聞き、自分は震えが止まりませんでした。そしてMが

「おい!!T(自分の事です)。お前も来るんだろ?Aも誘ってるから当然来るよな?まさか逃げないよな?」

と挑発とも思える言葉で誘ってきました。自分は当然断りました。

「いや・・悪いけど行かない・・そっちもあそこへは絶対に行かない方がいいよ・・・。悪い事は言わないから止めた方がいい。」

と止める事もしましたがMは全く聞き入れず、逆に自分を臆病者、知ったかぶりしてカッコつけている、等と罵ってきました。

何度説得してもダメでした。自分もあの時の事を詳しく言えればよかったのですが、町の大人やあの男性からあの事を人に言ってはならない、と固く禁止されていたので言う事ができません。

禁止された理由を言いますと、人と人の繋がり、関係は普通に考えているほど簡単でなく、もっと深く、複雑な物らしいのです。

例え少ししか会話した事なくても(挨拶程度でも)その人同士はそれで関係を持った事になり繋がってしまうらしいのです(強弱はあるみたいですが)。

例え本人たちの仲が悪くても関係なく繋がってしまうらしいです。有名な「言霊」もこの事が関係してると言っていました。

たがらあの事を他人に話す事はあの事件に関係した自分は当然として、あの邪霊とも繋がる恐れがあり、自分を通して奴らが事件の事を知った人を呼び寄せる可能性があるという物でした。

だから自分は事件の事は言えませんでした。言えば関係無い人まで聞いてしまったり、Mが人に話す恐れがあるからです。

自分はなんとか行くのを止め様としましたが取り付く島も無いといった状態で逆に学年中に「Tは臆病者」、「彼女だけ行かせて自分は行かない卑怯者」とか言い回り、自分はイジメとまではいきませんが、少し孤立してしまいました。

なぜMが自分に対してあんな態度を取っていたのか・・・。その理由はこの事件の本当に最後・・・この時からさらに数年後に解る事になりました。

自分はAだけでもと思い説得しましたが、

「R(Aの親友)も行くし、約束しちゃったから・・今更断り切れないよ・・」

と言って聞いてくれませんでした。あのMが流した話を聞いて自分に少し不信感を抱いていたみたいでした。自分はAをほおって行く事はしたくない・・・でもあそこに二度と行きたくない・・・。止めようにも真実を話せない。(Aだけに伝えようにも多分MやRが強引に聞き出す恐れがありましたし)

自分が悩んでいると一つ思い出した事がありました。あの事件の後にあの男性から

「また君たちに危害が及ぶ可能性もあるからこれを持っていなさい。肌身離さずとは言わないけどなるべく近くに置いて置くんだ。これを持っていたら余程の事じゃない限り大丈夫だから・・・いいね?」

と数珠に似ているお守りを自分と兄にくれた物があったんです。自分はそれをAに

「自分はやっぱり行けないからこれを持って行って。忘れたり無くしたりしない様にね・・・。」

と言って渡しました。Aも少し悩んだけど了承して受けとってくれました。

自分は2つ持っているので一つ渡しても大丈夫だろうと思いました。もう一つは兄が持っていた物ですが兄はもう家にいません。

兄が何処に行ったかは後でお話します。

そしてMが「計画した」肝試しの当日の夜がやって来ました。

自分らにとって悪夢の様だった夜が。

続きます。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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