私は家族と祖父の4人で暮らしていました。
霊感の強い私は、よく金縛りに会ったり、霊を見たりする事があり、
祖父も家族もその事を知っていました。
ある日、祖父が病で倒れ、病院に運ばれました。
私は祖父からはとても大事にされていたので、
びっくりして、すぐに病院へ行きました。
祖父は私に、
『○○ちゃんは霊感が強いからね。おじいちゃんは寂しくないよ。死んだって○○ちゃんと会話ができるんだから…』
私は泣きながら、
『いつでも私のところに来てね。お願いがあるなら伝えにきてよ。』
と、おじいちゃんと話しました。
その一週間後、おじいちゃんは死んでしまいました。
それから何日かした夜、私は金縛りにあいました。
すぐにおじいちゃんがきたんだと思いました。
『……って』
『……って』
おじいちゃんが何かつぶやいていました。
その日はそれで終わり、母に話すと、
『きっとおじいちゃんが何かお願いがあったんだろうね』
と、言われました。
私はそれを聞き、お願い聞いてあげられなくて悪かったなと思い、次はちゃんと聞いてみようと思いました。
その次の日も金縛りにあいました。
すぐにおじいちゃんだとわかりました。
おじいちゃんはまた、
『……って』
『……って』
と、つぶやいていました
今日こそはと思い、『なあに?』
と聞き直すと、
はっきりと………
『かわって』と………
『かわって…………』
『かわって…………』
『わしの変わりにお前が死んで………』
そこからは記憶はありませんが、
あれからもうおじいちゃんはでてきません。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話