短編2
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ピエロ

僕が小学生の時の話です。

多分ですが4、5年生くらいの冬でマラソン大会がありました。

僕は太っていて走るのが苦手でマラソン大会はいつも最下位でした。

周りに馬鹿にされるのが嫌で隠れて練習をしようと思い近所に住む友達を誘い夜の8時くらいから1時間くらい小学校のグランドや地元を色々走りました。

走っていたある日、10メートル先くらいに電信柱の外灯下に人の気配がありました。

隠れてこっちを見ている感じです。僕が小学生だったからか、わかりませんがすごい大きかったです。

1本道で段々と近付いて行くと派手な格好したピエロでした。

僕はピエロに対してはスティーブン・キングの映画『イット』みたいな子供を襲うイメージしかなかったんでビックリして必死に逃げました。

振り返ると電信柱にまだ居てこちらを見ていました。

『うわぁー』

恐怖で叫びました。

するとピエロがもの凄い速さで追いかけてきました。

1本道で走るしかありません。

友達が散髪屋の駐車場に逃げ込みました。僕も急いで逃げ込み車の後ろに隠れていると

『タッタッタッタッ!』

ピエロの走る足音が目の前を過ぎて行きました。

それから家にどうやって、どの道を帰ったかは覚えてません。

ですが帰るまでの恐怖はとてつもなかったと思います。

家に帰り親に話をしましたが、信じてくれませんでした。マラソンの練習は中止にしなさいっと言われただけでした。

友達の親も信じなかったらしく、もちろん学校でも誰ひとり信じてくれませんでした。

それから高校生になりそんな事も忘れてました。

久しぶりに友達から連絡があり、その内容は

『昔、ピエロに追いかけられたの覚えてる?

俺らの地元でまた出たんだって小学生の女の子が居なくなったらしいよ。』

あの時に捕まってたらどうなってたんでしょうか?

幽霊とかじゃなく変質者だと思いますが、わざわざピエロの格好する意味がわかりません。派手な衣装、白い顔に赤い鼻。

女の子も今でも行方はわからないらしいです。

ちなみにマラソン大会はビリでしたww

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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