短編2
  • 表示切替
  • 使い方

メリーさん

どうも新型インフルになり寝込んでいる中2です。

文おかしいとか言わないで。

↓本編↓

プルルルル…プルルルル

「……っるせーなあ、イタ電か?」

この日は営業が特別忙しく酷く疲れていた。

そのためか、折角の睡眠を妨害され何時もより数倍イライラした。

時計を見ると夜の10時半だ。

「ったく、んだよ…人の睡眠妨害しやがって…」

そんな事を呟いている間にも電話は出ろ出ろと急かしている。

ガチャ

「あ、私メリーさ」

「あぁ?古いんだよ!死ね!

あと夜中に電話かけんな!」

「えぇ?!夜中?!だってまだじゅ」

ガチャン!

荒々しく受話器を置くと、またすぐに電話がなった。

気怠そうに受話器を持つとメリーさんは一気に喋った。

「私メリーさん!今そこら辺のスーパーにいるの!」

「しらねーよ、死ね」

ガチャン!!

さっきよりも荒々しく電話を置き寝よう、と考えたときにまた電話が鳴った。

「わ、私!メリー…さ、ん!」

「…何でそんなに息切れてんだよ。」

「スーパー、か…ら走って!きたの!!」

「どこまで?」

「玄関!あなたの家の前!」

玄関をドアの覗き穴で見てみた。

男は驚いた。

随分な美少女だ。

じゃなくて…。

スーパーは3キロ近く先だ。

走ってあんな距離速すぎる。

取り敢えず可愛いから家に上げた。

「あ、あの!」

「ん?」

美少女だと知り男は随分と優しくなった。

お茶を出す位に。

「その…ありがとう」

「なんでだ?」

「(掴めないしお茶飲めないけど)お茶まで用意してくれて」

男がメリーさんの頭を撫でようとした時

ベルンチョベルンチョベルンチ…ピ…ッ

「ごめんなさい、帰らなきゃ」

「あ…あぁ」

「じゃあねー!」

大きく手を振りながらドアを開け出て行った。

男はメリーさんが帰った後美少女で良かった、そう思いつつ

「着信音のベルンチョってなんなんだよ…」

そんな疑問を浮かべながら、そのまま床で寝た。

怖い話投稿:ホラーテラー 中2さん  

Concrete
コメント怖い
0
1
  • コメント
  • 作者の作品
  • タグ