短編1
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白い部屋

私の18年の人生において最も怖かった心霊体験をお話します。

 15歳の夏の夜に私は

いつもの通りに自分のベッドの上で眠っていました。

しかしベッドに横になって30分ほどでしょうか

いつの間にか私は白い壁に囲まれた以外は家具もドアも何もない無機質な部屋の中にいました。

初めは夢でもみているんだろうと思いましたが、

私の体感時間で3年間、私はその部屋から1歩もでることができませんでした。

 不思議と空腹や渇水を感じることはありませんでしたが、その白い部屋のかでは眠ることもまたできませんでした。

狭く何もない白い部屋で過ごす時間は恐ろしく退屈で次第に私の心を侵していきました…。

白い部屋に迷い込んでから3年目のことです。

私は突然何の前触れもなくようやく目を覚ますことができました。

目を覚まし周囲を見回すとそこには白い壁に囲まれ白い窓を覆うように白いカーテンが掛けられた部屋に白いベッドの上で眠る私がいました…。

私の心が真っ白になった瞬間でした。(終)

怖い話投稿:ホラーテラー 余命いくばくもない青年さん  

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