中編2
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続・自動販売機

少し前に『自動販売機』を投稿した者です。あれから進展?というかまさかあんな結末に…また怖い体験をしたので皆さんに報告します。

あれから1週間後の話。あの日の夜の出来事を親友の努に話すと俺も見てみたいとしつこく言われ、俺も少し気になってはいたものの一度は断った。(だってもう二度といなかいと誓ったものですから…)

が、その翌日の夜に努が家に押し掛けて来た。ダラダラしてるうちに暇になって、努がダダをこね、やっぱり行ってみようって事に(努は最初から『それを』狙っていたらしい。まぁ俺もうすうす感じてはいたが…)。

そうなると行動は早いもので、この前と同じ時間(確か夜の12時過ぎ)に二人で行くことに。

家を出る時には少し見て帰ればいいや程度に考えてた。(本当はかなり知りたかったが…。)心霊スポットに行くわけじゃないし、なんせ歩いてすぐそこの距離。

外はこの前よりも一段と冷えていて、この前の事を少し思い出していた。(この前の反省と念を入れダウンにジーンズ、スニーカー)

あの日の事を努に具体的に説明しながら歩く事3分。着くなり努ニヤニヤしながら自販機の後ろを確認。誰もいなかったがあの椅子だけはあった。努の顔を見ると一気にガッカリした様子。

寒むかったし、いないから帰ろうと声をかけると、駐車場の奥からチャリン、チャリン…と鈴の音がした。俺は最初猫かと思ったが…

「ん~…カァ~ペッ」

と声が聞こえた。『アイツ』の声とすぐ分かると咄嗟に俺と努は自販機から一番近い手前の車に隠れた。

奥から出てきたのはやっぱりあのババアだった。

ズボンを上げ(立小便?)椅子に戻った。そしてポケットから例のハンディタイプのTVを取り出した。

様子を観察していると5分位経った後、ババアはTVを消した。そして溜め息をつきながら空を見上げ、大きい独り言を呟いた

「痛ぁ~かまいたちにやられたわい!」

「な~んでまた………あいつらかぁ~」

「かまいたちはどこにいるかぁ~…ハァ~」

車に隠れながら俺は自分の太股を思いきりつねった。笑ってしまいそうになったからだ。努はというと…うつむいた状態で口に手を押さえ肩を震わせていた。必死に笑うのを堪えていたのだ。

努は本当に必死だったのだろう。しゃがんだ姿勢から中腰の姿勢になろうとした時、

「ジャリ!…カン!」

その音は十分過ぎる程駐車場に響き渡った。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名で★さん  

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