短編2
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地下

小さい頃にどこかで聞いた話です

記憶が曖昧ですがどうぞ

ある学校であまり使われていない用具倉庫のような教室があった

そこには学校の地下に続く階段があり、その地下で昔学校の生徒が死んだという話があった

その話に興味を持った仲のいい女子三人は、下校時刻を過ぎて、誰も居なくなったときにその地下にはいっていった

中は壁と天井がコンクリートでかためられていて、下は土の地面

三人は暫くの間地下の中をうろついて、そろそろ出ようとした

だが、上にいく扉が開かず、三人はそこで夜を明かすことになった

三人は話をしながら身を寄せて座っていた

するとひとりの女の子(Nとします)が地面に三角形をずっと書き続けて、他の二人が止めてもその手は止まらずNの様子もおかしくなってきた

そしてNが手を止めたと思うと、Nはそのまま気を失った

Nは暫くすると目をさましたが、そんなことしてないといって信じなかった

そうこうしていると、なにかの影が近づいてきているのに気づいた

三人は動けずにその影を見ていた

影が明かりの届くところまで来ると、鼻をつく異臭と、荒々しい息遣い

三人のうち二人はなんとか体を動かすかとができたが、Nはなにかに魅せられるように動かなかった

そのあと無残にも二人はNの叫ぶ声と、肉をえぐるような音がすぐそこで響いた

音がやむとズサズサという音が二人を追いかけてきた

二人は必死に逃げるも、途中ひとりが転んで怪我をした

それでももう一人のSに支えられながら逃げていた

しかし怪我がひどく、IはSだけでも逃げてと、Sに言った

Sはそんなことできない一緒に逃げてようと言ったが、もうすぐそこまでズサズサと音が響いてきた

Sは仕方なくIをその場に残し、また走り出した

Iは足の痛みと、得体の知れないものへの恐怖とで気を失った

そこに得体の知れないもが通りかかる

そいつはIをまじまじと見、死んでいると思ったのか、Sの走る足音を追いかけた

Sは間もなく得体の知れないものに捕まった

暫くたちIは目をさました

自分をさけて付いているなにかが通った後をみて、Iは急いで立ち上がり、怪我をした足を引きずりながら上に戻ろうと扉まで向かった

Iは必死に扉を開け、なんとか地下から抜け出して、その教室からでようとしたが、教室のドアが開かない

ふと窓をみると、外で体育をしている姿が目にうつり、外に向かって大声をだすも誰一人気づかない

地下の扉からは荒々しい息遣いが聞こえていたが、Iは叫ぶのに必死で気づいていない

Iは後ろから引きずられ、地下に姿を消した

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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