小さい頃にどこかで聞いた話です
記憶が曖昧ですがどうぞ
ある学校であまり使われていない用具倉庫のような教室があった
そこには学校の地下に続く階段があり、その地下で昔学校の生徒が死んだという話があった
その話に興味を持った仲のいい女子三人は、下校時刻を過ぎて、誰も居なくなったときにその地下にはいっていった
中は壁と天井がコンクリートでかためられていて、下は土の地面
三人は暫くの間地下の中をうろついて、そろそろ出ようとした
だが、上にいく扉が開かず、三人はそこで夜を明かすことになった
三人は話をしながら身を寄せて座っていた
するとひとりの女の子(Nとします)が地面に三角形をずっと書き続けて、他の二人が止めてもその手は止まらずNの様子もおかしくなってきた
そしてNが手を止めたと思うと、Nはそのまま気を失った
Nは暫くすると目をさましたが、そんなことしてないといって信じなかった
そうこうしていると、なにかの影が近づいてきているのに気づいた
三人は動けずにその影を見ていた
影が明かりの届くところまで来ると、鼻をつく異臭と、荒々しい息遣い
三人のうち二人はなんとか体を動かすかとができたが、Nはなにかに魅せられるように動かなかった
そのあと無残にも二人はNの叫ぶ声と、肉をえぐるような音がすぐそこで響いた
音がやむとズサズサという音が二人を追いかけてきた
二人は必死に逃げるも、途中ひとりが転んで怪我をした
それでももう一人のSに支えられながら逃げていた
しかし怪我がひどく、IはSだけでも逃げてと、Sに言った
Sはそんなことできない一緒に逃げてようと言ったが、もうすぐそこまでズサズサと音が響いてきた
Sは仕方なくIをその場に残し、また走り出した
Iは足の痛みと、得体の知れないものへの恐怖とで気を失った
そこに得体の知れないもが通りかかる
そいつはIをまじまじと見、死んでいると思ったのか、Sの走る足音を追いかけた
Sは間もなく得体の知れないものに捕まった
暫くたちIは目をさました
自分をさけて付いているなにかが通った後をみて、Iは急いで立ち上がり、怪我をした足を引きずりながら上に戻ろうと扉まで向かった
Iは必死に扉を開け、なんとか地下から抜け出して、その教室からでようとしたが、教室のドアが開かない
ふと窓をみると、外で体育をしている姿が目にうつり、外に向かって大声をだすも誰一人気づかない
地下の扉からは荒々しい息遣いが聞こえていたが、Iは叫ぶのに必死で気づいていない
Iは後ろから引きずられ、地下に姿を消した
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話