短編2
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真夜中の来訪者

初投稿です。二年前にあった体験を投稿しょうと思います。

二年前祖父と一軒家に二人暮ししていたある日、祖父は老人会で千葉の方に一泊二日で泊まりに出かけることになっていました。祖父を見送り、私は久々に友達と夜遅くまで遊んで帰ったため、家についた頃には深夜0時をとうに過ぎていました。家について玄関を入った瞬間疲れが一気に来て、鍵を閉めたり、カーテンしめるのがすごくめんどくさかったのですが、仕方なくカーテンも鍵も締めました。

「マジ疲れたし〜」と独り言をつぶやきながらソファーに座ってぼけーっとしていた時、突然ドアの方からコンコンとノックする音が聞こえました。

最初は気のせいかな?と思ったのですが、またすぐにコンコンとノックする音がはっきりと聞こえました。

「こんな夜中に?一体誰だよ?」と疑問に思いながらも「どちら様ですかー?」とドアにむかって問い掛けました。しかし無反応、、。そしてまたノックする。

「はぁ?」と思い無反応に対して少し腹を立てた私は今度は声を少し荒げて「どちら様ですかー!」と強い口調でドアに問い掛けたんです。またもや無反応。そしたら次の瞬間物凄い勢いでドアをドンドンドン!!!といきなり叩いてきて、私は「尋常じゃない!」と急に怖くなってすぐに電気を消して部屋のベットに逃げ込みました。

そしてその間外にいる得体の知れないそれは、隣の窓に向かって鍵を開いているか確かめたあと、また激しくドンドンドンドンドンドン!!!と窓を叩いてきたのです。窓という窓を全部鍵が開いてるかを確かめては思い切りドンドンドン!と叩き、また玄関に戻っては同じことを何度も何度も繰り返していました。

「中に入ってきたらどうしよう、、、。」私は恐怖のあまり腰が抜けてしまい、ベットの上でずっと震えていました、、、。「そうだ友達に連絡しよう!」と必死に片っ端から連絡したのですが、その日は運悪く、誰一人として連絡が取れず、わたしは頭の中がとにかくパニックになってました。

それでもずっとドアをたたき続けている得体の知れないそれは、さらに激しさを増すばかり、、。

私はずっと心のなかで「誰か助けて!」と叫んでいました。何度も何度も強く祈っていました。

あれからどれくらい経ったのでしょう。気付くとそれはドアを叩く音も止み、辺りは静まりかえっていました。放心状態の私はしばらく動けないままベットに横たわっていましたが、安心したのと疲れのためか、すぐに眠りにつきました。

朝になり、私は友達の着信で目が覚めました。昨日あったことを話すと、友達もびっくりしていました。

もしあの時、めんどくさがって鍵を締めていなかったら、、、と考えると今でもゾクッとします。

長文で大変失礼致しました。

怖い話投稿:ホラーテラー もんちゃんさん  

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