中編3
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冬の思い出

二度目の登場(^0^)/

今回は今から二年前の冬本当にあった話をしたいと思う。

実話なんであんまし怖くないと思うが投下する。

二年前の今頃当時俺は高校一年生だった(現在は辞めたが…笑)

その日は寒い冬だったと思う。

いつもの様に地元のY先輩の家に呼ばれ他の仲間達数人と何をするわけでも無くただ溜まって楽しく過ごしていた。

年末も近かった事もあり、TVでは歌番組が放送されており中島美嘉がLifeを歌っていた。

この歌の中には女の声が入っているよなぁと誰かが言ったのをきっかけになぜかTVを消して怖い話大会が始まった。

そして新しい暇つぶしを見付けた俺達はかなりの時間をそれに費やし気付けば夜の11時を回っていた。

するとY先輩が「こういう話してると本当に幽霊来るって言うよな。

写真写らねぇかな?」と言って携帯のカメラで部屋中を撮りまくってた。

因みに先輩の部屋は二階なのに窓から男が覗いてたり、裏の森からうめき声が聞こえたり、先輩んちの近くの井戸で夜中にじぃさんが手招きしてたりと沢山の幽霊目撃情報のある場所だ。

写メを撮った話に戻るが画像を撮って見た先輩から笑顔が消えた。

「やべ…写ってる…」そういうと俺達に確認してみろ言わんばかりに携帯の画面を見せてくれた。

その写真は友人Sの背中を写した写真なのだが背中に明らかにくっきりと髪の長い女の生首が写り込んでいた。

しばらく皆興奮気味のパニックに陥っていたが、これは洒落にならないということと、先輩が明日は仕事ということなのでその日はそれで全員家路へと就く事になった。

辺りはもう草木も眠る丑三つ時。

近所迷惑を考えつつも真冬なので全員単車と原チャを暖気した上で帰路に就こうとした。

帰り道、前に話した井戸の前を必ず通るしかないのが嫌だったが帰らない訳にも行かないので皆で前を通り掛かったとき最後尾にいた俺のバイクがいきなり止まった。

皆俺に気付かず。

俺頭真っ白。

手招きじじぃの姿が目に浮かぶよりも早くキックが壊れるばかりに振り下ろしなんとか脱出。

暖気したし今まで止まった事が無いので正直かなり焦ったが皆国道で待っていてくれた。

それでその日は解散。

俺はしばらく何事もなく過ごしていた。

だが友人Sがバイクで大事故を起こしたと連絡が入った。

なんか嫌な予感がしてY先輩に電話をした。

すると何故か先輩の彼女が電話に出た。

話を聞くとなんでもあの日依頼原因不明の高熱でうなされているらしく瀕死の状態らしい。

しかし幸運な事に先輩の彼女が少し霊感のある人だったのでその筋の片に相談しておはらいをしてもらったらすぐに良くなったらしい。

友人Sも退院後おはらいしてもらい今も皆元気に生きている。

ただあれからなぜか全員が疎遠になってしまい集まる事はない。

今でもカラオケで中島美嘉のLifeを歌ってる女の子には少し距離を置いてしまう自分がいるしこの歌を聞くと病む事は変わらないが。

ただ写真に写りこんだのは何かはわからなかったが撮った本人と取られた本人に何かしらの害を与えたのは偶然ではないと思う。

怖くなくすいませんね!

怖い話投稿:ホラーテラー 戦場のオナニストさん  

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