友達A「お前どんだけ適当なんだよ(笑)その辺ちゃんと聞いとけよ(笑)」
俺「…お前らちょっと静かにしろ!(小声)」
友達A友達B「マジそういう冗談やめろってー」
コツ…コツ…コツ…コツ…
マジで来た…
俺だけに聞こえてるらしく、友達らは冗談だと思って聞いてくれなかった。
友達Cは息切れ全開で、恐怖うんぬんではなく自分との戦いだったと後から聞いた。
マジで足音聞こえるから降りるぞって言っても、友達らは聞く耳持たずで立ち止まる俺を置いてドンドン進んで行った。
懐中電灯を持っていない俺は後ろを見ても真っ暗、前を見てもほぼ真っ暗でとてもとても怖かった。
一人で戻るのも怖くなり、後ろを付いて行く事に決めた。
あー来るんじゃなかった。
マジで洒落になんねーかもこれ。
など思いながらも、俺だけに聞こえる足音と共に進んで行った。
段々足音が近づいている気がする。
階段を登っている為もあるが恐怖で心臓がかなりバクバクしていた。
恐怖にかられている俺とは反対に、登っている内に慣れてきたのかくだらない話をしながら進んで行く友達ら。
友達Aなんかはタバコを吸いながら登っていた。
ついに足音がかなり近くまで来た。
マジでやべーな…
とか思いながら早くすれ違ってくれるのを祈った。
すると
友達A&B「おい主!前から誰か降りて来てる!」
マジかよ。
こいつらにも見えてんのかよ。
とか思ってたらマジで目の前に居た。
全員立ち止まったままだった。
怖すぎて逃げるという選択肢も無かったんだと思う。
前から来たのは男の人2人だった。
男の人「肝試しですか?お気を付けて」
なんて話かけられた(笑)
かたまったまま返事もせずに居る俺達の脇を通り男2人は降りて行った。
俺以外の友達は
「つか普通の人間だったじゃねーか!(笑)幽霊かと思ったわ!(笑)マジビビったー(笑)先客がいたとは(笑)」
とか言ってたけど、俺は何か違和感を感じていた。
続きます。
怖い話投稿:ホラーテラー 空騒ぎさん
作者怖話