短編2
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邪教の廃墟終

お坊さん「えーと…先に申し上げておくと私はCさんを助けることが出来なかった。

君にCさんが言ったように私にも他の坊さんや神主さん同様、Cさんに何が憑いてるのかわからなかったんだよ。

うちの神社にも色んな人が来る。中には私達には全く見えない、感じないけど憑かれた。お祓いをしてくれという人がいるんだ。

そうゆう場合、大抵が本人の思い過ごしだったり心に病気を患ったりしている人が多いんだけどそうゆう場合は形式的にでもお祓いをすれば本人が安心して大抵それで事が済むもんだ。

しかし中にはそのどちらにも属さない者がいると私は思っている。

それが異界に憑かれた者だ。霊界でもない天国でもない地獄でもない。正式な名前がない。異界。

実はCさんみたいなケースは今回が初めてではない。何も見えない感じない。お祓いをしても何も効果がない。しかし風のうわさでその者がすぐ亡くなったと聞く。

すると私は霊とか呪いでもない全く霊とかとはまた違う異界の者に憑き殺されたと思えて仕方がないのだ。

鏡は異界の扉とも言われているしな。まあ私の実力不足で単なる言い訳と言われればそれまでだがね…。

僕「でもCさんは夢の中でそれは人間の姿をしていたと…。それで僕は霊だと思ったんですが」

坊さん「それがCさんの恐怖にリンクして化けているだけなのかもしれない。

ほら、霊感のない人の幽霊の一般のイメージてやっぱり白い着物きた髪の長い女の人てイメージがあるだろ?

Cさんもそれまでは心霊体験がなかったみたいだし幽霊というものはそうゆうものというイメージで捉えていたのかもしれない。推測でしかないがね。

Cさんには、ほんに悪いが私にはどうすることも出来んよ」

今もCさんは各地を転々としているんだろうか…

終わりです。長くなってかつ後味悪くすいませんでした。

怖い話投稿:ホラーテラー 鍋焼きうどんさん  

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