短編2
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警察病院

あれは真夏日で、まだ高校生だった私は、女の子を求めて毎日を真剣に生きていた。

そんたある日友達に合コンに誘われ、ウキウキになりながら現場に向かった。

男3女3というごくごく普通の合コンだった。

時間も大分遅くなり、深夜1時を回った頃、町の外れにある今は使われていない警察病院に肝試しに行く事になった。

みな自転車を漕いで、ワイワイ盛り上がっている。

そうこうしている内に、警察病院に到着。

基本は別れて行くのだが、警察病院のただならぬ雰囲気に圧倒され、6人一斉に行く事になった。

入口は鉄格子に塞がれているので入れない。

裏に回り割れている窓ガラスから侵入した。

中はヒンヤリとしていて、物音1つ聞こえない。

懐中電灯の明かりがやけに恐怖をそそる。

女の子が身体に触れてくる。嬉しくてたまらなかった。

1階を全て回り、2階を全て回り、3階をすべて回り次は4階。

4階まで来ると、流石に緊張も多少ほぐれ、笑い声も出ていた。

急に1番前の子が、ピタッと止まった。

「どうしたの?」

誰かが言った。

「いや、さっきから耳鳴りが酷くて…」

「大丈夫か?」

「うん大丈夫」

一同は再び歩きだす。

最上階の5階に漸く着いた。

「しかし雰囲気だけだね」

「そうだね、何もなかったねー」

一同は再び出口へと歩きだす。

4階の階段の踊り場に差し掛かった時。

3階から階段を登ってくる、作業員らしきひとが… 。

つづく

怖い話投稿:ホラーテラー さっさんさん  

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