短編2
  • 表示切替
  • 使い方

良かった

幽霊では無いので

興味の無い方はスルーお願いします。

そしてあまり怖くないかもしれませんが私はとっても怖かった体験です。

中学2年の時の話。

いつものように12時くらいに眠りにつきました。

玄関からガチャガチャと変な音がしたので目が覚めると…

そこにはいかにも『極悪人です!オレ殺人鬼です!』って言わんばかりのナイフを持ったオッサンが居た。

私は当然の事に『ギャー!!!!』と叫ぶとお父さんが飛び起きて来た。

どうやら、私の読み通りその男は私達家族に襲いかかってきた…。

お父さんは私達家族を守る為に戦ったが…

次にお兄ちゃんが立ち向かって行ったが…

続いて、お母さんが家族を守ってくれた…

次にお姉ちゃんも…

最後に震えてる3才の弟を私は守るように思いっきり抱きしめて、

『殺すなら私だけ殺せ!!!!』

と叫ぶ私に向かって男は私を刺した。

と…

刺された瞬間に目が覚めた。体中汗だくで心臓バクバクで息が思うように出来なかった。

私『何だ夢か…良かった。マジで怖かった(:_)』

っと、

ホッとした矢先に

玄関からガチャガチャと音が…私は冷や汗を大量に流し私の鼓動で家族が起きるのではないか?というほどのバクバクの心臓。

まさか…

と思いながら玄関を見た。

さっきの夢の男が立っていた。

正直終わった。と思った。初めて正夢を見たとも思った。良く分かんないけど色々な事を感じた。

そして

夢と同じようにストーリーは進んでいった…。

私は夢で見た時よりも弟を強く抱きしめ守る。

そして叫んだ。

『殺すなら私だけ殺せ!!!!』

刺された…。

ここで目が覚めた。

ここは病院のベッド?どこだ?家族は?男は?…と思い辺りを見渡すと

とんでもなく良い天気の朝の実家だった。

日曜日で家族全員お家に居て、みんなが『おはよう♪』と挨拶してくれた。

みんなの顔を見てやっと理解ができました。どうやら私は夢の中で夢を見ていたようです。

家族全員が必死で家族を守る姿を思いだし

号泣しました。

今まで居て当たり前だと思ってた家族。私にとって家族は世界で1番大切で大事だという事を知りました。

あれから

私は20歳を迎え、

チビだった3才の弟も今では甲子園を目指す立派な高校球児です。お父さんもお母さんもお兄ちゃんもお姉ちゃんも、みな元気に幸せです。

夢の中で夢を見る恐怖…二度と味わいたくないです。

読んでくれてありがとうございました!

怖い話投稿:ホラーテラー ルイさん  

Concrete
コメント怖い
00
  • コメント
  • 作者の作品
  • タグ