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短編2
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あの時逃げなければ…

僕はある店でホストとして働いていましたが、体を壊してしまい、家族の反対もあり、これ以上勤めれないと思い、辞職しようとしていた頃の話です。

 

水商売と言うのはご存知の通り、体育会系。

体を壊したくらいでは辞められるはずもありません。

そこで僕は社会人としてはいけない事ですが、診断書を店に一方的に送り付け、店に行かなくなりました。

行かなくなってから何日か役職の方々から着信、メールがひっきりなしに鳴り、中でも部長さんはメールで脅したりもしてきました。

うっとおしくなった僕は、携帯を解約。

新しい携帯を持ちました。

それから何週間かたったある日、夢を見ました。

僕は彼女と遊園地に行こうと駅にいるのですが、たまたま部長がいて、僕の方をつかみ、「○○!(僕の名前)行こうか。

」おそらく店に行って話をしようと言う意味合いだと思います。

僕は首を振り彼女の事も忘れて大慌てで逃げ出しました。

そこで夢は終わり、汗びっしょりで起きました。

その日から外出は避け、ほとぼりが冷めるまで地元でかくまってもらっていました。

数ヶ月後、ホストの頃仲のよかった先輩がたまたまコンビニでバイトをしてるのに出くわしました。

懐かしさもありかけより、声をかけました。

先輩も僕が辞めた後、辞めたそうです。

昔話に花を咲かせてる中先輩が「部長の話聞いた?」と言いました。

僕は首を横に振ると「部長、従業員が飛んでばっかりするから、社長にこっぴどく怒られた後、自殺したんだとよ。

ざまぁみろ。

笑。

」 

先輩に自殺した日を聞いて僕は青ざめました。

 

あの夢をみた日だったのです…

もしあの時急いで逃げなければ…

僕はこの世にいなかったのかもしれません…。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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