記憶に残る大惨事の後で!

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記憶に残る大惨事の後で!

私は幼い頃から母方の家系の影響で心霊現象をよく体験してきた。

祖母も母も霊感が強かったので幽霊を見てもなにも怖くもないし、驚きもしない子供だった。

そのなかで、1つ話します。

私の住む町には主要道路の上を走るモノレールが通っており、その路線のある駅付近でよく上から人が落ちてくるのを目撃した。

小さかった私はそのつど母に「今、人が落っこちたよ!」と言ったが母は「そんなわけないじゃない!」と言うばかりだった。

もの心つく歳になった私はその時の体験を何気なく家族に話してみた。

すると、路線を作る工事の最中に誤まって何トンもの重さがある橋ゲタが地上十数メートルの高さから落下するという痛ましいい死亡事故が起こっていた場所で僕はその体験をしていたことを教えられた。

橋ゲタの下敷きになった車は数十センチに押し潰されたるほどの大惨事だったそうだ。

当時、やはり母にも見えていたらしいのだが子供の私が霊と接点をもってしまっては一人ではどうにもできないぐらい強い怨念に似たものを感じたので、何もないふりをしたそうです。

時がたち、今ではそこを通りがかっても何も感じなくなりました。

成仏してくださったのだと思います。

読む人が読めばどの事故かわかってしまうと思います。

関係者の方がおられましたらお詫び致します。

すみません。

怖い話投稿:ホラーテラー REDさん  

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