大した話ではないのであしからず。
俺はアパートで一人暮らしをしている。
そんな俺が唯一落ち着ける場所。
それは……
トイレだ。
トイレが落ち着くと言う人は案外多いと思う。
夜中、俺は眠れなくトイレに向かった。
時刻は2時を回っていたはずだ。
トイレで携帯を弄る。
ホラテラを見ていた。
そんな時だった。
「~‥ぁ~~‥んん」
途切れ途切れ、尚且つ小さく声がした。
俺は一人暮らし。
よって声の出場所は部屋ではない。
きっと下だろう。
それで片付けたのが間違いだった。
「ハ……ん‥ハァ‥‥」
あんだ?
どうやらかなり近くで声がする。
「んん~……ハ……」
解った。
しかし、もしソコを見て誰かが此方を見ていたら?いや、んな事考えてる暇はねぇ。
俺は意を決し、換気扇を見た。
目があった。
俺は声も出さずに
トイレを出、
アパートを出、友人の家に逃げ込んだ。
その後、俺は引っ越した。
後々、大家から聞いたんだが換気扇は全ての部屋に繋がっているらしい。
だから、換気扇を使って行き来は可能らしい。
しかし、人間が通れるものか?
謎が残ったが、
俺はそのアパートから立ち去った。
部屋を出てイク時背後に視線を感じたが……
まあ気のせいだろう。
しかし、最近引っ越し先のアパートでも換気扇から変な声するんだよね。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話