昨日の出来事
俺は友人のA、Bと晩飯を食べに行った
晩飯も食い終わり、運転はA、助手席に俺、後ろにBが乗り、家へと帰っていた時、俺は山の方で花火が上がるのを見た
俺「あ、今花火上がった」
A「嘘?どこどこ?」
俺「あの山の方」
俺は見えた方を指差すがもう花火は上がっていなかった
B「花火には時期が早くないか?」
俺「いやはっきり見えたし」
A「じゃあいってみるか」
俺達は暇だったので見に行くことにした
俺「多分この辺じゃと思う」
少し離れていたが大体の位置までは来たはずだ
A「でも花火上がってないじゃん」
そう言いながら角を曲がると墓地があった
A「墓地じゃん」
俺「いやでも確かにこの辺で…」
A「墓地で花火するやつがおるか?わかった。お前ここに墓地があるん知っとってビビらそう思うたんじゃろ?」
俺「いやこんなとこに墓地あるって知らんかったし」
俺とAが言い争っていると、突然後ろのBが叫んだ
B「下がれ!バックせぇ!」
俺とAは突然のことにかなり驚いた
A「Bどうした…」
B「ええけぇ下がれや!あぁぁぁ!」
Bの言動はかなり不可解だったが、様子が尋常ではなかった為、Aは凄い勢いで車をバックさせた
B「そこで向きかえ!急げ!」
Bはかなり焦っている
車の向きも変え、しばらく走るとようやくBは安堵のため息をつく
俺「おいBなんじゃったんな?」
B「お前らには見えてなかったな。奥からゾンビみたいな奴等が車にすげぇ勢いで走ってきょった」
俺「…マジで?」
B「マジに決まっとろうが!お前変な所に案内するなや」
俺「すまん…ち、ちなみなに追い付かれたらどうなっとったんかな?」
A「そりゃお前…花火みたいに打ち上げられたんじゃないか?天国に。ハハハ…」
俺、B「…ハハハ」
渇いた笑い声を発しながら、(連れていかれるなら地獄だろ)と心の中で呟いた
怖い話投稿:ホラーテラー Mさん
作者怖話