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短編2
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あなたが欲しい…

今日、私のクラスに

転校生がやってきた。

なんだか陰気で

自分で友達を作れな

そうな子だ。

私はほっとけなくなり、

話しかけてみた。

「ねぇ。名前何ていうの?」

「…みさき。」

「みさきね。私あやか。よろしくね!」

「…よろしく…」

みさきは慣れてなさそうな

笑顔で笑った。

次の日、学校につくと、

すでにみさきは席に

ついていた。

「おはよ。あれ?それ…」

「…昨日買ったの。」

それは、私が使っていた

筆箱だった。

そんな小さいものなら

と、おそろい感覚で

あまり気にしなかった。

しかしだんだんみさきの

マネがエスカレート

していった。

通学かばん等、私の

持ち物をすべてマネ

しだしたのだ。

さすがに気持ち悪くなり、

距離をおくようにした。

私以外にみさきと

話す人はいなかったため、

みさきは一人になった。

その帰り道、友達とわかれた

私は一人で人通りの

少ない道を歩いていた。

すると、後ろに気配

を感じた。

思いきって振り向くと、

そこには、不気味に笑う

みさきが立っていた。

「え…何?どうしたの?」

「…なんで話しかけてくれないの…」

「ごめんね。ちょっと友達

と話し盛り上がっちゃって」

「…私の家近くなの…

遊びに来て…」

断るのは感じがわるいかなと

思い、仕方なく行った。

着いてみると、

暗くて湿っぽいいるだけで

吐きそうになるような家だった。

すぐにでも帰りたかったが、

がまんした。

「私の部屋2階なの…

さきあがってて…」

2階にあがると、

少し扉が開いた部屋があった。

好奇心からのぞいてみた。

「えっ…なにこれ…!?」

そこには、私の登下校中の写真が

壁中にはられていた。

しかも、あやかと同じ

背のマネキンがおいてあった。

顔の部分に私の写真

がはられてた。

気味が悪くなり、部屋をでようと

したが、そこには、不気味に笑う

みさきがたっていた。

「どこいくの…?」

「帰るのよ!なんなの?

この部屋!?気持ち悪い!」

「私偽物じゃもうものたりないの…

あなたがほしいの…!!」

「きゃーっ!!!」

それからあやかは

行方不明になった。

みさきの家もなくなったそうだ。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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