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短編2
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これは私が数年前に体験した出来事です。

私は当時付き合っていた彼女とある城跡に行くことになりました。

そこはカップルがほかにもたくさんいる観光名所なのですが、お城ですから当然首切り場のようなものも残っていたんです。

あと、女性が落ちたとされる井戸もありました。

そのデートは楽しく過ごすことができ、とても良い一日になるはずでした・・・・

僕は家に着き、いつもどおり食事やお風呂を済ましてベッドに向かいました。

部屋に入ったとき一瞬ですが、寒気のようなものを感じました。その日は8月特有の蒸し暑い一日だったので、風邪でも引いたかなぁと考えましたが、元気だったので気にせず寝たんです・・・。

それから何時間たったでしょうか。急に目が覚めて体が動かないことに気づきました。

初めて金縛りにあって驚きましたが、今日は張り切ったので疲れたのかと思い寝ようしたんです。

それから少しして、何だか足のほうが重くなったような気がしたんです。どうしたんだろうと思っていると、その重みが徐々に上に上がってきました。どんどん顔に近づいてくるんです。

でも、体は動かない。すると、その近づいてくるものから息遣いのようなものが聞こえてくるのを感じました。その息遣いは時がたつにつれて顔に近づいてきて、とうとう顔の前に来ました。もちろん怖くなって目は閉じていましたが、それでもはっきりと伝わるほどの息遣いでした。どこか女性のような、かすれた声が混じっていたような気もします。

顔の前まで来たとき、それは止まりました。次の瞬間、首をすごい力で絞めはじめました。抵抗しようにも体は動かないし、正直死んだと思いました。

10分。いや、もっとでしょうか。何分その状態が続いたかわからないほどでした。しかし、次の瞬間、金縛りが解けて体はベットから落ちました。僕は汗をビッショリとかいていました。

その何かも消えていました。

その後は何もなく、平和に過ごしています。しかし、未だにあれはなんだったのか分かりません。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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