俺の従姉妹は、従姉妹の中でも見える体質らしく良く正夢のようなものを見たり聞こえたりで大変らしい。
そんな中でも、俺がゾッとした話をしようと思う。
従姉妹の部屋は3つあって、ひとつは家族が団らんを過ごす大部屋、もう一つは服を納めてる部屋、最後の一部屋は従姉妹の部屋で、3畳半しかない小さな部屋だった。
従姉妹はもちろん其所で一人で寝ていたわけで、家族は大部屋の方で別れて寝ていた。
んである真夜中。
視線を感じて天井の方へ目をむけると、相手の鼻と従姉妹の鼻がくっつきそうな程の距離で目があったそうだ。
顔は暗くてみえないが(近すぎてみえないのもあるとおもう)、それはもう怖いと感じ布団を頭まで被って必死に寝ようと努力し、そのまま寝たらしい。
で、翌朝。
それを母親に伝えたところ、母親は「そういえば、誰かが私の横を通りすぎて、洋服の部屋に向かっていったのをみたよ。あれは恐かった。部屋の全身鏡に頭だけ突っ込んでて、怖くて目を閉じたんだけど…鏡からあんたの顔覗いてたんだねぇ」
それを聞いて従姉妹は鳥肌がたったそうで、すぐに鏡を別の場所に移したところ、無事に安眠出来るようになったそうだ。
その幽霊の行動が謎過ぎて、本当に鳥肌がたった。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話