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短編2
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私の母が体験した話を投稿させて頂きます。

私の母は旅行が好きで、何時ものように友人達と旅行に行きました。

場所は詳しくは覚えてないそうですが、湖が近い山道をハイキングしていたそうです。

その道は、一本道で湖に続く道が二手に分かれてるいて

その二手に分かれてる道に差し掛かった時に、急に霧が濃くなり、視界が悪くなったそうです。

すると、湖に続く道から一人の女性が歩いてきたそうです(足元が霧でハッキリと見えなかった)

すると、母の前まで来て、頼み事をしていったそうです。

手の平よりも少し大きな白い箱を渡して

「この箱を、○○と言うお店に持って行って頂けますか…?」

そのお店は、ここに来るまでの通り道にあったので、母は箱を受け取りました。

女性は

「ありがとうございます。宜しくお願いします」

箱を渡した後、来た道を戻って行ったそうです。

女性の姿が見えなくなった途端に霧が晴れて行きました。

すると、母と一緒に居た友人が「ちょっと、その箱なに?」

母の箱を見て聞いてきました

「えっ?今、女の人が来て、この箱を○○に持って行って欲しいって言ったじゃない。」

「何言ってるの?今、霧が濃くなったから後ろを振り向いたら、あなたがボーっと立ってたんじゃない。」

そう…母以外に、その女の人の姿を見た人は居なかったのです。

母は、不思議に思いながらもその箱をお店に届けました。

お店の人に箱を渡し開けた途端、顔色を変えて

「ちょっと待っててくれ。」

と言い、奥に行ったそうです。

少しして、お店の人が一枚の写真を持って戻って来ました。

「すみませんが、あなたにこの箱を渡した人は、この人じゃないですか?」

お店の人は、母に、持って来た写真を見せました。

「あぁ。多分この人だったと思います。」

母は、写っている人を見てそう言いました。

お店の人は

「そうですか…。実はこの女性は娘でして…………前に、自殺したんです。あの湖で…まだ、体は見つかって居なくて…。」

お店の人は苦しそうに話してくれたそうです。

母は、なんとなくですが、分かっていたみたいです。

その後、母の元に手紙が届き、あの湖から、女性の白骨化した体が見つかり

あの時届けた箱には、自分の居場所が書いた手紙と遺品が入っていたそうです。

長文、失礼致しました。

ここまで、読んでいただきありがとうございました。

読みづらかったらすみません。

怖い話投稿:ホラーテラー 黒兎さん  

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