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短編2
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招かざる客5・貰い物

叔母様からの電話。

お祓い(もし良かったら、招かざる客1~4をご覧下さい)をしてもらって6日目の昼。

体が重いのは7月上旬の梅雨の湿気が体にまとわりついているからだ。

一瞬、電話を取るかどうか悩んだ私がいる。

私「……こんにちは」

叔「ちょっとMと二人で家においでよ」

固まる私。

叔「待っとくからね」

あの日から連絡をしていないMに電話を入れ、大急ぎで支度をし、2人で叔母様の家に向かう。

Mも叔母様の家も同じ町内なので30分とかからない。

短い時間の中で蘇るのは6日前の記憶。

車中での唯一の会話。

私「……続きかな?」

M「……わからん」

然り気無くMの横を見る。

Mの横にあの子供は見えない。

緩やかな坂を登り叔母様の家に着く。笑顔の叔母様が外で待っていた。

叔「いらっしゃい。中へお入り」

私達「お邪魔します。」

案内された部屋は前回お祓いに使われた部屋。

前回座らされた場所に座る。

息を飲む二人。

タバコを呑み始める叔母様。

そして話し始める。

叔「……あんた逹の勘違いの5つ目は……」

あぁ、私はどれだけ勘違いするのかと自分を呪う。

叔「前のお祓いとは関係ない呼び出しで、無駄に震えていることよ」

安堵感からか二人とも泣いていた。

謝る叔母様は笑いながら、ごそごそとポケットから赤い布製の袋を取り出す。

叔「これを二人にあげようと思って呼んだのよ」

叔母様の手には2つの2センチくらいの水晶玉があった。

叔「1人1つね。」

二人に手渡す。

叔「お守りよりは、強い力で護ってくれるわよ。あんた逹は無駄に霊感あるからねぇ」

私達「あっ、ありがとうございますっ」

ハンカチに水晶を包んみバックに入れる私達に叔母様が呟く。

叔「今から頼まれ物を捜しに行くんだけど、あなた逹2人にはその家に入るのに必要かと思ってね」

続きます。

怖い話投稿:ホラーテラー マヨさん  

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