これは長崎県の小さな小さな青島と言う島の伝説です。
話の題名は「五輪山」です。
内容は、その山にはある坂があります。
そこまで急でもないですが、その坂には、こんな歴史があります。
昔、まだちょんまげの時代、青島でちょっとした戦争がありました。
そしてなんの戦力のない弱っちいちょんまげが一人、襲ってくる侍達から逃げるため、五輪山に逃げ込みました。
すると、なんと足をくじいてしまいました。
後から追いついた侍達はこれは運がいいとばかりにそのちょんまげをズタズタに切りつけころしました。
その場所があの坂です。
それ以来、あの坂で転ぶと、「靴をおいていけー」という声がして靴を一足供えなければいけません。
そしてその場所には今石でできた墓があります。
ほかにもこの島には「人柱」 「犬柱」 「カッパ石」 「人魂」などといった伝説が多数あります。
怖い話投稿:ホラーテラー 飛蝗さん
作者怖話