俺はある大学の帰り道。
いつも街角で目にする女。
黒い服に長い髪。
1年前からみつづけている。まるで幽霊みたいな女だ。
俺は不気味であまり近寄らないことにした。
あるひ俺の家に友達がとまることになった。
そしてまたいつもあの女がいる場所をとおろうとしたとき・・・・
「あれ?」
「ん?どうした?」
「いない・・」
「何がだよ」
そこに、女がいなかったのだ。
いつもいつも目にしていたあの女が。
そして無事に自分の家につき、一晩をおえた。
次の日学校へいくとき、やっぱり女はいた。
なんで昨日はいなかったんだろう・・
まぁ、きみがわるいので、ほっておいた。
その日の帰り道・・・・
またあの道をとおった。
俺はきにしないことにした。
すると女のほうから
「・・・・気にしてよ・・」
声がきこえた。
俺はびびって、走ってにげた。
それでも、うしろから、
「気にしてよ・・気にしてよ・・気にしてよ・・」
という声とともに俺のうしろからついてくる。
そして俺はころんでしまった。
ふと、背中に重心がかかった。
「いやだ・・俺はおまえとは関係のないものだ・・。だから・・気に・・しない・・・」
すると突然背中の重みがなくなった。
俺はおきあがると、後ろをみた。
すると・・
「気にしろっていってんだよ」
その声はどこかできいたことのある声だった。
いつもその女はしたをむいていて、長い髪の毛で顔はみえなかったのだが・・・
そのときはっきりと顔がみえた。
「そう・・だったのか・・・・・」
その女はどうしても俺にきづいてほしかったのだ。
どうしても。
俺のことを一番に愛していた・・・一年前に死んだ、俺の彼女は。
怖い話投稿:ホラーテラー 松さん
作者怖話