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中編3
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合コン後の恐怖体験

地元を震撼させたマジ話です。

『明治頃(定かではない)一家6人の富豪がこの家に住んでおり、理由は解らんけど長男がキチガイになってしまい、一家を斧だったかナタで惨殺。その後長男は自殺しちゃいましたー。』的な言われのある廃屋で夏場になると地元の心霊スポット3本の指にはいるくらい有名。現在はすでに取り壊されて更地になってるそうだ。

この話は取り壊される1年前に友人が体験した話。

-2対2の合コンで、かなりの好感触で気を良くした友人Aとその仕事仲間B。

A「2次会いくー?」

女の子CD「いく~」

といった感じで、AとBはこの時、

(こりゃ今日中にパフパフ出来るぞ。)

と確信していたらしい。まずワンクッション置いてホテルへ・・というシュミレーションを脳裏で描き、白羽の矢がたったのが冒頭の心霊スポット。

友人曰く、

「恐怖とエロは紙一重」

だそうだ。

ちょっと話がそれてしまったが、そんな感じで車を1時間ほど走らせて目的地へ。

その日は土曜日の深夜。数年前には複数のグループが必ずいたものだが、その日は他にいなかったらしい。懐中電灯を手に雑木林を進むとそれは見えてくる。

外観は、ホントに金持ちが住んでたの?ってくらい規模が小さい廃墟。中へ入ると二階へ続く階段の一部が壊れている。壁にはスプレーで落書きだらけ。地面には、缶ビールやペットボトル。木屑等が散らばっている感じ。

「わーはじめてきたー」

「こわーい」という黄色い声が響いていらしいが、Aの頭の中はパフパフしかなかったらしい。

「がさり。」

外から音が。

「違うグループかなー?」なんて思った瞬間、友人AとBが何者かに後ろから羽交い絞めに。

低い声で

「ウゴクナ」と耳元で囁いたそうだ。女の子2人は声も無く立ち尽くす。

すると入り口から明らかに暴○団系の方が入ってきたそうだ。羽交い絞めしてる方々と合わせて3名。リーダーっぽい人が口を開いた。

リーダーっぽい人「お前ら、此処は「○○○」の敷地って知ってのことか?」

「○○○」と聞いてAとBは青ざめた。

「○○○」という当時、クラブやイベントの守代を牛耳る武闘派で有名な

地元の新興暴○団。

Aはそんなことよりも

「何でこんな所にいるの?」

と思ったらしい。

リーダーっぽい人「お前ら4人か?間違いないか?」

AとB、首がもげるくらい縦に振る。

すると、

リーダーっぽい人「この敷地は去年ウチが買い取った。入り口に書いてあっただろう?「立入り禁止」って。不法侵入っていうことで一人3万円x4人=12万で許してやるわ。無いなら事務所来い」

言ってる事が無茶苦茶だと思ったらしいが、相手に抜かりは無い。おそらく本当に土地を購入したのだろう。

「月極駐車場に違法駐車したら5万円罰金取ってる所もあるだろ?」と例を出されたそうだが、どちらにせよ従うない。

AとBの手持ちが合わせて9万円しかない。女の子に頼んで3万借りて払ったそうだ。

「スミマセンデシタ」と謝罪。意気消沈し、帰ろうと車へ向かう背後からリーダーっぽい人が

「また来てね~」と笑顔で手を振っていたそうだ。

友人A曰く

「あの笑顔が一番怖かった。」だそうだ。

ちなみに全財産をとられ、女の子にも「ダッセ」と小声で言われたくらいにして、何も出来ずじまいだったのは言うまでも無い。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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