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短編2
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吉田君が狂った

僕の学校に一人の同級生が居る。

名が吉田君。

この吉田君は頭がよく、尚且つクラスの皆からも人気がある子だった。

あの日までは……

事が始まったのは修学旅行が終わってからだ。

吉田君が自分の汚物を食べ始めたのが原因だった。

当然、皆は驚いた。

吉田君がスカだと言う噂が学級だけではなく、全校生徒に広まった。

しかし、これだけでは終わらなかった。

吉田君は授業に来なくなった。

何をしているかと言うと……

屋上にいた。

吉田君は毎回屋上にいて、

「ふっふっふぇ~のフォイフォイフォイ」

と連呼するのであった。

しかも全裸で涎を垂れ流しながら。

程なくして吉田君に近づく者は誰一人として居なくなった。当然だ。

先生、ましてや親でさえも恐怖を覚えた。

そんな時、クラスの子が言った。

「吉田君の事だけど…」

話をしてくれたのは、

修学旅行の時、吉田君と同じグループだった藤井君だった。

彼の話をまとめた。

修学旅行の時、藤井君達のグループは寺巡りを計画していたらしい。

しかし、道に迷って気づけば墓場にいたらしいのだ。

驚いたのは墓場の数。

何百、何千とあったそうだ。

そして、吉田君は急に発狂しだしたらしい。

その後は、吉田君の発狂もすぐにやみ、無事寺にもついたらしいのだが……

「あくまでも推測だよ?吉田君さ…憑かれたんじゃない?」

何故か藤井君は笑っていた。ただ一人だけ。

今も吉田君は学校にいる。相変わらず、おかしな行動を続けて。

一学期が終わったら、

施設に入れられると言う話を誰かがしてた。

あんなに、

皆から人気があり、

頭のよかった吉田君。

彼に何があったんだろうか?

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名Kさん  

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