これは、
虫を無意味に殺しまくっ少年の話しです。
少年A「虫採り行こうぜ」
少年B「またかよ、
もう止めとこうぜ」
少年A「何でだよ」
少年B「今日殺した虫、
もう20匹は行ってるぜ」
少年A「それが何だよ」
少年B「………」
少年A「分かったよ、
そんなに嫌ならお前もう帰れ」
少年B「お前…本当にどうなっても知らないからな」
少年A「何言ってんだ?お前」
少年B「僕の兄も同じことしてたんだ」
少年A「お前兄?事故で死んだってゆう兄か?」
少年B「うん…本当はね、原因が分かってないんだ」
少年A「は!?車にはねられて死んだじゃないのかよ」
少年B「それは嘘、
本当は自分の部屋で、
手足や頭がちぎられて、
それどころか内臓は飛び出して、
ぐちゃぐちゃに潰された状態だったんだ」
少年A「そんなの信じられるかよ、
もっとましな嘘つけよ、
じゃーな!」
少年B「信じないなら別にいいけど…いつか後悔することになるよ」
少年A「はい、はい」
少年B「………」
少年Bは家に帰ったが、
少年Aはその後、
大量の虫を殺した。
その翌日だった、
少年Bの家に電話がかかって来た。
少年Aの母からだった、
少年Bはだいたい内容が予想出来てしまった、
したくない予想だったがそう考えざるを得なかった。
少年Aの母「Aが……死にました」
少年Aの母は泣いていた、あたり前のことだった。
少年Aの母「Aの葬式、
明日するから……一番仲良くしてくれてたB君には…来て欲しくて電話したの」
少年B「分かりました…必ず行きます、
でも一つ聞いて良いでしょうか?」
少年Aの母「はい」
少年B「Aって……手足や頭がちぎられて、さらに内臓ぐちゃぐちゃになって死にましたか?」
少年Aの母「何でそんなこと知ってんの!」
本当に驚いているようだった、
変な疑われかたするのもいやだから、昨日のことをすべて話した。
少年Aの母「そっか、あなたの兄も同じ死に方を」
少年B「僕の勝手な考えですが、
これって虫から仕返しじゃないかなって、
思うんですよ」
少年Aの母「………」
しばらく沈黙が続いた。
怖い話投稿:ホラーテラー 翔さん
作者怖話