はっきり言うがグロい。
心霊でもなんでもない。
事実だ。
ただ皆も気を付けてほしい。
俺の大学生活。
充実していた。
毎日昼過ぎに目覚め17時前にはバイトにいく。
帰りは夜中の3時すぎ。
帰宅後すぐ寝る。
当然学校にはいかず親不孝な日々をおくっていた。
俺は3カ月以上部屋の掃除をしていない。
前に掃除をしたのは冬頃だ。
今は夏前、暑くなってきているため臭いもきつい。
埃臭さと汗の混じった臭い。
換気はしているが臭いがしみついている。
「臭い…」
当然女はいない。
そんな俺にも出会いがあった。
話の成行でその子が自宅に来ることになったので慌てて掃除、洗濯をすることにした。
酷く汚い。
部屋は6畳の1k、部屋には布団一枚にテレビしかない。
外に洗濯機を置くような二階建てのおんぼろアパートだ。
入居と同時にフローリングだった床の上をすべて黒一色のタイルカーペットにしてみたが非常に悪趣味で後悔をしていた記憶がある。
料理はできる方だったので毎日自炊。
そのお陰でごみの類いはない。
ただ布団も敷きっぱなしで臭いがとれるかが不安だった。
とりあえず翌日は眠い目をこすり10時前に起きてみた。
窓と玄関を開け空気を入れ換える。
清々しかった。
次にやまずみになっている洗濯物を洗い、その後布団をベランダにほした。
掃除機をとりコンセントを入れ、いざ開始!
と気合いを入れて床に掃除機を当て掃除を始めたがカーペットに何かがついているのを見つけた。
視力01でも裸眼の俺は最初なんだかわからなかった。
「米粒?」
炊飯器に美味しそうな米粒がたっているのを想像してほしい。
その米粒が布団の下の床一面に たっていた。
わかりやすく言えば茶碗にご飯をもり、うっかりこぼしてしまったら一粒、一粒均等に米粒が床にたってしまった感じだ。
それがなんなのかわかるまでは芸術的だったが…
よくみるとゴキブリの卵だった…
当然1ヶ月は米が食えなかったのは言うまでもない。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話