ある夏の暑い日でした。
昼下がりのボーッとした、あの特有の雰囲気の中私は一本道を歩いていました。
ふと前を見ると仲の良さそうな3人組の親子が歩いてきていました。
お父さん、子供、お母さん。
仲良く手を繋いで。
徐々に縮まる親子と私の距離。
表情がぼんやりわかるくらいまで近づいた時、
『……え』
真ん中にいたはずの子供が消えていました。
軽くパニックになりながら、きっと見間違いだろうと思いながら二人とすれ違いました。
でも私は気づいてしまいました。
女性のお腹が大きくなっていることに。
きっと私は未来のこの親子の姿を見たんだと思います。
駄文失礼しました。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話