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短編2
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何かを見たとか追いかけて来たとかではないのでつまらないかも知れませんが…

間違いなく本当に俺が体験した不思議な話です。

中三の夏休み、親友Aの家に親友Bと一緒に遊びに行った時の話です。

仲の良い友達同士、ゲームをしたりギター弾いたり可愛い女子の話をしたりで気付いたら外は暗くなってました。

話も盛り上がってて楽しくて帰るのもつまらないので俺もBもAの家に泊まる事になりました。

夏の夜に中学生が話す事なんて女の子の話か怖い話と決まってます(?)。

いつの間にか電気を消して怖い話大会が始まってました。

いくつか怖い話をしあったあと、近所にある池の話になりました。

詳しくは書きたくありませんが当時そこで亡くなった方が居て怖い噂もたった池です。

「実際に人が死んでるんだしすぐ近くだ。こういう話をしてると寄ってくるって聞くよな…」なんてことをBが言ってビビらせようとします。

俺は怖い話は好きなんですがさすがにこんなに近所の、しかも事故があって間もないのにこの話には抵抗があり、内心ビビって「やめてくれよ!」なんて思っていましたが言い出せず…

気をまぎらわそうと当時好きだったBZのCDをコンポに入れ、そっちメインで聴いてました。

しかしあの池に関する話は止まりません。

ついにAが「今から行こうぜ!」

と言った時、コンポから流れてた曲の歌詞は

「危ないよ こんなスピードで飛び降りたら 死んじゃうよ〜」ブツ…

「死んじゃうよ…ブツ…死んじゃうよ…ブツ…死んじゃうよ…ブツ…死んじゃうよ…ブツ…死んじゃうよ…ブツ…」

「死んじゃうよ」の部分だけCDが跳んでループし始めました。

3人同時に悲鳴を上げ「ごめんなさい!」と謝りながら部屋を飛び出しました。

…まぁ落ちも無く申し訳ないのですが

Aがしばらく部屋で寝れなくなったのと、俺とBはしばらく電気を消して寝れなくなったくらいでその後悪いことが起きたわけでもありません。

あ、そうそう、3人で喫茶店に行った時、何故かウェイトレスが水を4つ出してきました。

アイスを3つ頼むと不思議そうな顔をして立ち尽くしているので

「あ、ここ予約席でした?」って聞くと「いえ違いますけど…」

と誰も座ってない椅子の方をチラチラ見ながら下がって行った事が一度ありました。

今考えればCDもキズがついていた場所が偶然「死んじゃうよ」の場所だったってだけかも知れませんし、ウェイトレスさんも…疲れてたのかな?

色々偶然が重なったんだと思っています。

まぁ3人とも元気で結婚もして幸せに暮らしてますので大丈夫ですね。

怖い話投稿:ホラーテラー さあふさん  

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