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短編1
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潜在意識

彼は、彼女も友人も大切にしないプレイボーイ

今は亡き親の出版会社を継ぐ、言わば「おぼっちゃま」

ルックスもよく、毎晩違う女を抱いていた

日に日に友人を無くし、美人で有名な彼女も、嫉妬で気が狂いそうだった

そんなある日の事、彼の開催したパーティーでとても目に止まる女性を見つけた、

その隣には彼の唯一の親友が居る、どうやら親友もその女性が気になっているようで、アプローチをしている

そんな事は気にもせず、女性を無理に誘いだし二人きりでパーティーを抜け出し、唯一の親友を無くすも、抱いてしまった

朝、目が覚めてから女性と別れ、仕事に行こうと外に出ると、彼女が車に乗って待っていた

「昨日は満足出来た?とりあえず乗って、送ってくわ」

彼は言い訳を考えたが、何も浮かばず、一言「すまない」と言って車に乗った

車は会社へと向かい

あと少しで会社に着く…、そう思った時、彼女が泣きながら小声で「貴方は私だけの物」と呟いた

徐々に車の速度が上がり、彼は目を瞑る

気付くとベッドの上

右腕を失い、顔面は潰れ

彼女も亡くした

彼は死ななかった

彼はこれから良い夢は見れない

だって貴方は私だけの物なんだから。

怖い話投稿:ホラーテラー Taiyoさん  

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