くだらない話ですが…。
昨日、地元の駅でエスカレーターに乗っていたときのことです。
日曜の終電間近だったので、ほとんど人がいませんでした。
エスカレーターに乗ってると、ふと背後に気配が…。さりげなく振り向いたんです…
そしたら、おじいさんが倒れてました。いや、倒れてたのではなく、体を倒して顔だけ見上げてました。私のスカートの中を覗いてたんです!
歩腹前進してるような感じで
人間って本当にびっくりすると、キャーとか叫べないものなのですかね。
「うおぉぉぉぉっっー」
って、ゴリラかってくらい変な声だしてしまいました。私、女ですよ。
それにしても、おじいちゃんよ…そこまでしてパンツ見たかったのかぃ…
こんな中年女の…
声に驚いたおじいさんは、よっこらしょって感じで立ち上がり、ヨタヨタと歩いて行きました。
「どうかしましたか?!」
と駅員さんが走ってきました。
こんなお年寄りを突き出すのもなんだかかわいそうな感じがして、
「なんでもないです。ちょっとつまづいただけです。」と、言って帰りました。
1番怖かったのは、自分のいざというときに出た叫び声が
「うおぉぉぉぉっっー」
であったこと。女じゃないですね、私。
最後に駅員さんが言った言葉、
「何もないならよかったです。最近、奇声を上げる変質者がよく出るので(笑)」
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話