20年前に起きた実話です。
当時、俺が小学6年生だった頃、少年野球に所属していて、学校が終わると校舎前のグランドで毎日のように暗くなるまで練習をしていました。その頃、同じように少女バレー部も体育館で遅くまで練習していました。
事件が起きたのは、ちょうど秋くらいだったと思います。
いつものように学校が終わり、俺達は元気に声をだしながら練習していました。夢はプロ野球選手だった俺はひたすら練習に没頭していて、気付くといつの間にか西側にあった体育館の背に夕日が沈みかけていて、空がピンク色に染まっていてキレイだなぁと見とれていると、何故だか急に全身に鳥肌が起ちました。
するとその直後、体育館で練習していたバレー部員と監督・コーチが一斉に悲鳴をあげながら体育館から飛び出してきました。
「キャー!!」
呆気に取られた俺達は何が起きたのかわからず、
「どうした?!何があった??」
と聞いてもバレー部はみんな震えていて無理。
そしたら監督が声を上ずらせながら、
「ス…ステージに人が…
血まみれの…刀が刺さって…やばい…」
それを聞いて、ドッキリかなと思ったけど、体育館のステージがある方向を見ると何やらぼんやり青白く光っている…。
みんな怖がり誰も確認しに行こうとはしない。
結局、その日は体育館の幽霊らしきものをほったらかし、みんな家に帰りました。
次の日、登校すると学校中がその噂をしていて、体育館は立ち入り禁止になっていました。
二日後、体育館は入れるようになっていました。俺は行きたくないけど友達と一緒に体育館に行くことになり、中に入るとステージ上に花束とお線香が置いてありました。
ステージに近付き、床を見ると無数の血が固まったような痕跡がビッシリと残っていました。
後日、聞いた話によると落ち武者みたいな人が現れたらしい。立ち入り禁止になったのはお祓いをする為だったと聞きました。
あまり怖くなくてスイマセン。
でも、本当に実話です。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話