短編2
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白昼の竹下通り

初めましてノブと申します五年前の出来事です当時付き合ってた彼女と買い物に竹下通りに出掛けました晴天の青空の中若者で込み合う竹下通りをマクド○ルドのコーラ片手に彼女と買い物を楽しんでいました。

あるお店で買い物中僕は急にトイレに行きたくなり店内を見回しましたが見当たらず、仕方なく彼女に「トイレ行ってくるからこの店から離れないでね」と言い残しトイレを探しましたがなかなか見当たらず駅まで行こうと方向転換した時建物と建物の間の壁にが見つからなかったので駅まで行こうと歩いていると建物と建物間の壁に車のナンバープレート位の大きさに切ったダンボールに赤いマジックで【トイレ→】と書いて壁に貼ってありました。

その路地は幅が60cm位で薄暗く先を見ると10m位先は空地のようでした、路地を進む途中後を振り向くと晴天の竹下通りを行き交う若者の姿が見えました。

空地に着くとトタンで建てたトイレその横には木の長椅子に座ってメンコをしている小学生低学年位の男の子二人、髪型も服装も昭和四十年代のスタイル、不思議に思いながらもトイレに駆け込みトイレ内を見回すと昔ながらの上部にタンクがあって細く長い鎖を引いて流すタイプのトイレとりあえず用を済ましトイレから出ると先程まで長椅子に座ってメンコ遊びしていた少年二人の姿は無く空地は静寂していました。

時間にして【トイレ→】の看板を発見してから十五分位だったと思います、不思議に思いながらも早く彼女の待つ店へと路地を抜け急ぎました、店に着いて店内を見回わしましたが彼女は何処にもいません。

僕は携帯で彼女の携帯に連絡しました、するといきなり凄いけんまくで怒っていました「あんたふざけないでよ!人を二時間以上待たせて!連絡もしないで…!」一方的に携帯切られました。

彼女は怒って自宅マンションに帰ってしまってたのです、僕は意味が解らずパニクりました。

二時間以上??店内の時計を見ると午後3時41分確かに彼女言う通り二時間以上経っています。

しかし僕の腕時計と携帯の時計は午後1時28分訳が解りません。

僕なりに整理(路地に入ってつまずいて転び頭を打って二時間気絶したかもとか彼女と買い物に出掛けた時から全て夢だったとか)しましたが混乱するばかりです。

とにかく怒ってる彼女のマンションに向かいムッとしている彼女に一部始終出来事を語りましたが半信半疑で相手にしてくれません。

五年前のあの日から今投稿している間が全て夢なら納得できるのですが…

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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