看護学生の頃、実習中に女性の患者さんが末期癌で亡くなった。幼い3人の子供を残して。最期の言葉は「死・に・た・く・な・い」だった。医者が「何時何分ご臨終です」と言って学生の私に「酸素を止めてください」と言う。怖くてドキドキしながも酸素を止めた。亡くなった患者さんの家族は皆泣いていた。看護師さん達は、お別れの時間を過ごしてもらおうと病室をでようとした瞬間、死んだはずの患者が息をした!医者は再度脈をとりもう一度「ご臨終です」と告げた。子供達を置いて死にたく無かったんだと思った。あれから何年も経つが今でも「又息をするんじゃないか」と思うと医者が臨終を告げても酸素を止める事ができない。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話