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中編3
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祈り

心霊とかじゃなく

不思議な体験をした話です

私がまだ小学生だった頃の

父親を亡くし2年ほどたったある日母と知らないおじさんと3人で森林公園に行くことになった

知らないおじさんは最初はやさしかった

でも私はまるで父親のように接するその人が気に入らず

あいさつはするものの

いつまでたっても仏頂面だった

そんな私が気に入らなかったのかその人は私の体を鍛えると行って森林公園の中を走らせ始めた

もともと運動が嫌いだったのとその人が無性に気に入らなかったのとで

走れと言われても嫌そうに歩き

怒鳴られるとその場にしゃがみこんだ

するとその人はしつけだといって私をその場に残し帰ろうとした

母もわざわざついてきてもらった手前一応その男に付いていった

かわいくない+くそガキな私は

泣きもせず待ってとも言わずただそいつを睨み付けていた

そして二人のかげが小さくなったのを見て

怒り狂い二人を困らせてやろうと

林の中に隠れた

しばらくするとあいつと母が戻ってきて

私の名前を呼び始めた

しかしその私を呼ぶ声がまだ怒っているような声だったのでそれにまたむかついて

しばらくその声を聞いていた

なかなか出てこない私に二人の声は焦り始めた

二人が焦り始めても怒り狂ったくそガキは知ーらないっと林の奥へ進んで行った

林の奥へ進んで隠れてから二時間ほどたった頃

訪ね人の放送がなった

耳を傾けてみると

それは私のことだった

しかしくくそガキな私は

なんだよ

別にこんなとこ来たくなかった

勝手に連れてきたくせに

なにが走れだっ

だいたいあいつは何様だっ

もっと反省しろっ!!!

とか考えていた

その放送が10分おきにかかり

四回目の放送が流れたとき

さすがの私も反省し出した

少しやりすぎた

きっと今出ていったらすごい怒られる

どうしようやばい

最終的に記憶喪失になったふりをしようとかよくわからないことを考えていた(笑)

そんなことを考えていると今度はパトカーのサイレンの音( ̄□ ̄)!!

最初はなんかあったのかな〜とか思っていた私だが

途中から 私かっ!!!

と気付いた時には

もお怖くて怖くて

親に怒られるならまだしも

警察まで出てくるなんておしまいだっ

親を騙した罪で捕まるんじゃないかとか色々考えて

できるだけ小さくなって隠れていた

そんな時ほとほと困りはてた母が知り合いが仏教をやっていることを思いだし

藁にもすがる思いで電話をした

すると知り合いが仏教の本部?的なところに連絡し私が見つかるように祈ってもらった

知り合いは母にあと3分もすれば出てくるよと伝え電話をきった

ほんとかよっ!!!とか思いながらも半分自分のせいで娘が消え去ってしまいどうすることもできない母は

最後の希望として

そのまましばらく待っていた

ちょうどその頃私はというと

あり得ないくらい沈んでいた

疲れた

ぶっちゃけ飽きた

もお怒られてもいいや

お母さんに会いたいし

もー捕まってもいいや

でもお母さんと離れるのはやだな

とか思いはじめて

林の中から出てきた

すると目の前をパトカーが通りかかり中から制服を着た警官が出てきて

名前を聞かれパトカーに乗せられた

パトカーはそのまま母とあの男の所へ直行

私が母の所へたどり着いたのは母が知り合いに電話をしてちょうど3分程だった

その後私は母に頬っぺを殴られ抱きしめられ親子で大泣きした

その後ろであの男は警官にこっぴどく怒られていた

最近になって聞いた話だけどあの時警官になんで父親でもないのにそんなことしたんだ!!!子供の気持ちを考えろと怒られたそうです汗

ここまで話して

本当にあの仏教の祈りがきいたのかはわからない

でも急にもおいいやと思ったのは事実

3分で出てきたのも事実

信じるか信じないかはあなた次第です的なね

とりあえず

私がくそガキだったのは置いといて

不思議な体験でした

ちなみにあの男は今私の父親やってまして

未だに怒鳴ったりしますが

あの一件があってかあまり私には頭があがらない感じでして

なかなか仲良くやっております(^ω^)

長々読んでいただきありがとうございます

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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