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箱2「題名はもはや関係なし」

短編2
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箱2「題名はもはや関係なし」

前に投稿した箱の続きです

一階から聞こえる物音は徐々に、二階で寝ている私の部屋に近づいているようです

あまりの恐怖に私は霊感が強い友人に家に来てもらいました

友人は私の家を見るなり黒いオーラが家全体を覆っていると説明してくれました

友人はすぐさまに二階の私の部屋に行きお清めをしてくれ、その日から物音は止み安心して眠れる日々が続いていました…

ある日、私は仕事の残業で深夜に家に帰り玄関を開けた時に恐怖で体が硬直しました

一階の玄関の壁は引っ掻いたような跡が無数についていました

恐怖で体が震え出し…

二階に行こうと靴を脱いだ

その時でした、暗い一階リビングの磨りガラスの扉の向こうから

「ウゥゥ」

と深い呻き声と

赤く揺れる目のような物が私を見ていました

「あぁぁぁ!!」

絶叫と共に二階に逃げました

二階の扉をぶち破るように開け鍵をかけて部屋を見渡すと

一階より夥しい引っ掻いたような跡が壁に切り込まれ

一番大きな傷跡にには

シネ

と彫りこまれいました

私は部屋の電気をつけて朝になるのを待ち

私は遠くに引っ越す決心をつけました

それから何年かすぎて引っ越した新居に住み友人と夏の心霊特番を見ていると

悪霊が住まう中古物件を霊能力者が御払いをする内容でした

霊能力者いわく、この家には呪阻がかけられ非常に凶暴な悪霊が巣くっていると説明していました

その物件はどうみても私のが手放した家でした

私が手放した後に数人が住んで自殺や事故に巻き込まれたと言っていました

私が恐怖でチャンネルを変えようとしたときに

耳もとかそれとも遠くから聴こえたのかわかりませんが

掠れた声で

「カエッテ…オイデヨ」

怖い話投稿:ホラーテラー パニカルさん  

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どんな" 怨念があったのか?

本人はいつも気付かないようですね。
ふふ

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