高校1年。
初めての体育祭。
100mのラインに選手が立つ。
よ-い、どん。
100m走が終わり選手が戻ってきた。
「あの子怖かったね。」
あの子・・・?
あの子って?
「3コースと4コースの間にいた女の子。見えなかった?」
そして2レース目がスタート。
その選手も戻ってきた。
「あの子どうしたんだろう?」
またあの子?
「グラウンドの真ん中に立ってたよ。」
そして3レース目がスタート。
選手が戻ってくる。
「あなたの前に居た子、誰?」
いないよそんな子。
4レース目。スタート。
「なんだったのよ。あの子。」
「あの子ってさぁ、一体誰!?」
「あなたの足にしがみついてたじゃない。」
足を見ると小さい手のあとがあったのです。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話