私が小学生の頃。
ある日、社会で使う「のびゆく鈴○市」という教科書を手渡された。
教科書を手渡された日は必ず先生から、「何処かおかしい所がないか、確かめなさい。」と言われる。
私も調べた……その時はまだ「ある事」に気付かないまま……。
さて、私はその日、それを家に持ち帰った。
そしてそれを家族の前で広げて見せた。
…すると、兄がとんでもない事をのたまったのだ。
「あぁ、コレか。お前コレ見た?6○ページ、見てみ。」
…不思議に思いながら私はソレを見た。
…なんて事だろう。
何故こんな所にうちの家族が??????(汗)
…そう。そこには「賑わう商店街」とタイトルをうたれた写真が載っていた。
が、何処からどう見てもうちの家族だ。
…兄…母…ばあちゃん…じいちゃん………どうしてこんな所にっ?(汗)
…どうやら兄貴が小学校に入学する時に勉強机を買いに行った時、写されたものらしい。
…そして私はここには写っていないものの傍にいたらしいのだ…。
…兄は教科書の中で、「修君」にされていた。(笑)
そして、兄はその後、更に問題発言をした。
「お前の一つ前の社会の教科書な、じいちゃんがアップで載ってたで。」
…そういう兄は昔生まれたばかりの時、新聞にでかでかと載った。
そして後日談だが、塾の先生が有名人だったらしく、テレビにも出ていた。
………うちの家族って………
そして更に後日談として、何故兄の名前が修君なのかが判明した。(笑)
……友人の知り合いの先生が、この教科書を作ったらしい。
そしてその先生は、出てくる生徒の名前に、自分の受け持ちのクラスの子の名前をつけていたらしいのだ。
その中の一人。「修君」。
…あぁ…もう何も言わないよ……。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話